2016年12月10日 (仮訳)インド、アーンドラ・プラデーシュ州産の岩上生地衣の新種、Diorygma kurnoolensis Mohabe, S. et al., 2015. Diorygma kurnoolensis (Graphidaceae), a new saxicolous lichen species from Andhra Pradesh, India. Geophytology. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Satish_Mohabe5/publication/291821988_Diorygma_kurnoolensis_Graphidaceae_a_new_saxicolous_lichen_species_from_Andhra_Pradesh_India/links/56a64d4508ae6c437c1ae93c.pdf [Accessed December 10, 2016]. 【R3-03552】2016/12/10投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インド、アーンドラ・プラデーシュ州で採集された痂状地衣の一種を検討し、Diorygma kurnoolensisとして新種記載した。 本種は林内の湿潤な場所において岩上に発生し、子器が帯灰褐色で、スチクチン酸類を含むことなどで特徴づけられた。 本種は類似する同属他種とは岩上生であること、リレラの形態、地衣成分などで区別された。 India, Andhra Pradesh, Kurnool district, Nandyal Reserve Forest, in front of Gundla Brahmmeshwaram Temple (新種) Diorygma kurnoolensis Mohabe, Nayaka & A. M. Reddy 語源…カルヌール産の 【よく似た種との区別】 Diorygma rupicola インドに分布する 岩上生地衣である 子嚢胞子が無色 子嚢胞子が同等の大きさの細胞からなる石垣状 子嚢胞子がI+青色 本種より高標高に分布する 本種と異なりリレラを豊富に形成する 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり地衣成分としてスチクチン酸複合体を含まない 本種と異なり主要な地衣成分としてノルスチクチン酸を含む Diorygma saxicola インドに分布する 岩上生地衣である 子嚢胞子が無色 子嚢胞子が同等の大きさの細胞からなる石垣状 子嚢胞子がI+青色 本種より高標高に分布する 本種と異なりリレラを豊富に形成する 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり地衣成分としてスチクチン酸複合体を含まない 本種と異なり主要な地衣成分としてノルスチクチン酸を含む Diorygma megasporum 果殻が”convergent”型 地衣成分としてスチクチン酸を含む 子嚢胞子が大型 本種と異なり岩上生ではなく樹皮生である 本種と異なりリレラを豊富に形成する 本種と異なり果殻の発達が乏しい 本種と異なり果殻に条線を欠く 本種より子嚢胞子のサイズがずっと大きい Diorygma tibelii 地衣成分が類似している 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり岩上生ではなく樹皮生である 本種と異なりリレラを豊富に形成する 本種と異なりリレラが深い裂溝によって隔てられる 本種と異なり果殻の発達が乏しい