(仮訳)インド、アーンドラ・プラデーシュ州産の岩上生地衣の新種、Diorygma kurnoolensis
Mohabe, S. et al., 2015. Diorygma kurnoolensis (Graphidaceae), a new saxicolous lichen species from Andhra Pradesh, India. Geophytology. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Satish_Mohabe5/publication/291821988_Diorygma_kurnoolensis_Graphidaceae_a_new_saxicolous_lichen_species_from_Andhra_Pradesh_India/links/56a64d4508ae6c437c1ae93c.pdf [Accessed December 10, 2016].
【R3-03552】2016/12/10投稿

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3行まとめ

インド、アーンドラ・プラデーシュ州で採集された痂状地衣の一種を検討し、Diorygma kurnoolensisとして新種記載した。
本種は林内の湿潤な場所において岩上に発生し、子器が帯灰褐色で、スチクチン酸類を含むことなどで特徴づけられた。
本種は類似する同属他種とは岩上生であること、リレラの形態、地衣成分などで区別された。
India, Andhra Pradesh, Kurnool district, Nandyal Reserve Forest, in front of Gundla Brahmmeshwaram Temple

(新種)

Diorygma kurnoolensis Mohabe, Nayaka & A. M. Reddy
語源…カルヌール産の
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【よく似た種との区別】
Diorygma rupicola
インドに分布する
岩上生地衣である
子嚢胞子が無色
子嚢胞子が同等の大きさの細胞からなる石垣状
子嚢胞子がI+青色
本種より高標高に分布する
本種と異なりリレラを豊富に形成する
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なり地衣成分としてスチクチン酸複合体を含まない
本種と異なり主要な地衣成分としてノルスチクチン酸を含む
Diorygma saxicola
インドに分布する
岩上生地衣である
子嚢胞子が無色
子嚢胞子が同等の大きさの細胞からなる石垣状
子嚢胞子がI+青色
本種より高標高に分布する
本種と異なりリレラを豊富に形成する
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なり地衣成分としてスチクチン酸複合体を含まない
本種と異なり主要な地衣成分としてノルスチクチン酸を含む
Diorygma megasporum
果殻が”convergent”型
地衣成分としてスチクチン酸を含む
子嚢胞子が大型
本種と異なり岩上生ではなく樹皮生である
本種と異なりリレラを豊富に形成する
本種と異なり果殻の発達が乏しい
本種と異なり果殻に条線を欠く
本種より子嚢胞子のサイズがずっと大きい
Diorygma tibelii
地衣成分が類似している
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり岩上生ではなく樹皮生である
本種と異なりリレラを豊富に形成する
本種と異なりリレラが深い裂溝によって隔てられる
本種と異なり果殻の発達が乏しい