(仮訳)Diplomitoporus dilutabilisCinereomyces属に所属する
Miettinen, O., 2012. Diplomitoporus dilutabilis belongs to Cinereomyces (Polyporales, Basidiomycota). Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2012/00000121/00000001/art00040 [Accessed March 28, 2015].
【R3-01684】2015/03/29投稿

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3行まとめ

ブラジル産の多孔菌、Diplomitoporus dilutabilisの形態学的検討を行い、Cinereomyces属に転属した。
本種とC. lindbladiiはともに骨格菌糸がアミロイド、非シアノフィリックで幅広いルーメンを有し、KOH溶解性であることで特徴づけられた。
C. dilutabilisのタイプ標本に基づく記載文および顕微鏡的形質のスケッチを掲載した。

(新組み合わせ)

Cinereomyces dilutabilis (Log.-Leite & J.E. Wright) Miettinen
旧名:Diplomitoporus dilutabilis Log.-Leite & J.E. Wright
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Cinereomyces lindbladii(アラゲカワラタケモドキ)
担子胞子が屈曲した円筒形
担子胞子の嘴状突起がほとんど視認できない
担子胞子が薄壁
担子胞子に典型的には1-数個の光る構造を含む
骨格菌糸が屈曲しやや不規則形で時に分枝する
骨格菌糸にしばしば幅広いルーメンを有する
骨格菌糸がアミロイド
骨格菌糸が非シアノフィリック
骨格菌糸がKOH溶解性
本種ほど子実体が脆くない
本種より孔口のサイズが大きい
本種より担子胞子の幅が狭い
本種ほど骨格菌糸が屈曲する不規則形でない