(仮訳)ブラジル北東部の高地森林帯における新種Backusella paraconstrictaの発見、および南北アメリカ大陸産Backusella属菌の検索表
Soares dos Santos, FR. et al. 2023. Discovery of Backusella paraconstricta sp. nov. (Mucorales, Mucoromycota) in an upland forest in northeastern Brazil with an identification key for Backusella from the Americas. Acta Botanica Brasilica. Available at: https://www.scielo.br/j/abb/a/HKwJsMD5VJw6D93zFY47pJh/?format=pdf&lang=en [Accessed September 14, 2023] 【R3-10971】2023/9/14投稿

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3行まとめ

ブラジル、ペルナンブーコ州の高地森林帯において土壌から分離された菌を検討し、Backusella paraconstrictaとして新種記載した。
本種は胞子嚢が多胞子性、稀に単胞子性でコルメラが様々な形状をとり、胞子嚢胞子が楕円形、最大生長温度が36°Cであることなどで特徴づけられた。
また、南北アメリカ大陸産Backusella属菌の検索表を掲載した。
Brazil, Pernambuco, the district of Jenipapo, municipality of Sanharó

(新種)

Backusella paraconstricta F.R.S. Santos, T.R.L. Cordeiro, Hyang B. Lee & A.L. Santiago
語源…para+Backusella constricta
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Backusella constricta
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種より胞子嚢のサイズが大きい
本種と異なりコルメラがほとんどの場合円錐形、類球形、稀に扁平、ごく稀に長形~楕円形、円筒形で基部が僅かに狭窄するのではなく大多数円錐形または円筒形で中央部が僅かに~強く狭窄する
本種と異なり胞子嚢胞子が主に楕円形、一部類球形、球形、不規則形なのではなく類球形~楕円形で僅かに不規則形
本種と異なり最大生長温度が36°Cではなく39°C
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される