(仮訳)キツネノマゴ属植物を宿主とするPuccinia属さび菌の多様性
Kumar, S., Singh, R. & Gond, DK., 2017. Diversity of rust fungus Puccinia on Justicia. Plant Pathology & Quarantine. Available at: http://www.plantpathologyquarantine.org/pdf/PPQ_7_1_6.pdf [Accessed April 21, 2017].
【R3-03952】2017/04/21投稿

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3行まとめ

インド、マディヤ・プラデーシュ州においてJusticia betonicaの葉に生じたさび菌の一種を検討し、Puccinia bagyanarayaniiとして新種記載した。
本種は冬胞子が褐色~暗褐色で紡錘形、表面が平滑で、柄が長いことなどで特徴づけられた。
同じくキツネノマゴ属植物を宿主とするPuccinia属菌の検索表を掲載した。
India, Madhya Pradesh, Amarkantak, near the origin of Narmada River, Forest Guest house

(新種)

Puccinia bagyanarayanii Sham. Kumar, R. Singh & D.K. Gond
語源…菌学者のG. Bagyanarayana教授に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Puccinia justiciae
同じキツネノマゴ属植物を宿主とする
冬胞子堆のサイズが類似している
本種と異なりJusticia betonicaではなくJ. pectoralisなどを宿主とする
本種と異なり夏胞子世代が知られている
本種より冬胞子の幅が広い
本種と異なり冬胞子が無色~帯オリーブ色ではなく無色
本種と異なり冬胞子表面が平滑ではなく小疣状~小刺状
本種より冬胞子の柄が短い
Puccinia thwaitesii
インドに分布する
同じキツネノマゴ属植物を宿主とする
冬胞子堆のサイズが類似している
冬胞子の長さの範囲が重なる
冬胞子表面が平滑
本種と異なりJusticia betonicaではなくJ. gendarussaなどを宿主とする
本種より冬胞子の柄が短い
本種と異なり冬胞子が無色~帯オリーブ色ではなく褐色
Puccinia thwaitesii var. novo-guineensis
同じキツネノマゴ属植物を宿主とする
冬胞子堆のサイズが類似している
冬胞子のサイズの範囲が重なる
冬胞子表面が平滑
本種と異なり冬胞子が無色~帯オリーブ色ではなく無色~黄褐色
本種より冬胞子の柄が短い