(仮訳)Manglietia garrettiiに生じたシンネマ形成性アナモルフ菌の新属新種、Dokmaia monthadangii
Promputtha, I. et al. 2002. Dokmaia monthadangii gen. et sp. nov., a synnematous anamorphic fungus on Manglietia garrettii. Sydowia. Available at: https://www.zobodat.at/pdf/Sydowia_55_0099-0103.pdf [Accessed July 31, 2023] 【R3-10835】2023/7/31投稿

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3行まとめ

タイにおいてManglietia garrettiiの枯れ葉に発生した菌を検討し、新属新種Dokmaia monthadangiiとして記載した。
本種はシンネマが褐色円筒形で頂部にかけて白色の分生子形成細胞および分生子に覆われ、多数の円筒形の小歯から無色で卵状または紡錘形の分生子を形成した。
本種はPhaeoisaria属菌に最も類似していたが、分生子の形成様式や離脱様式が異なっていた。
Thailand, Doi Suthep-Pui National Park, Chiang Mai

(新種)

Dokmaia monthadangii Promputtha
語源…(属名)タイ語で花を意味する「dokmai」(菌の外観から)/(種小名)宿主 (Manglietia garrettii) の現地名から
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Phaeoisaria spp.
シンネマを形成する
分生子形成細胞がシンポジオ状に伸長する
分生子形成細胞に長い小歯を有する
本種と異なり分生子離脱様式が破裂的ではなく裂開性である
本種と異なり分生子基部に細胞壁をフリル状に残すという特徴を全く欠く
Nodulisporium spp.
シンネマを形成することがある
分生子離脱様式が破裂的である
分生子が単生する
分生子が倒卵状または楕円形で截断状の基部に時に小さなフリルを伴う
分生子が単細胞
本種と異なり分生子形成細胞が並行な列をなすのではなく不規則、時に筆状に配列する