(仮訳)カリフォルニア州南部産の地衣生菌の新種、Endococcus thelommatis
Kocourková, J. & Knudsen, K., 2011. Endococcus thelommatis, a new lichenicolous fungus from Southern California. Bibliotheca Lichenologica. … Available at: http://www.researchgate.net/profile/Jana_Kocourkova/publication/256841527_Endococcus_thelommatis_a_new_lichenicolous_fungus_from_Southern_California/links/00b7d52c8a0cb21fac000000.pdf [Accessed August 13, 2015].
【R3-02098】2015/08/13投稿

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3行まとめ

米国カリフォルニア州南部においてThelomma santessoniiに発生した地衣生菌の一種を検討し、Endococcus thelommatisとして新種記載した。
本種は宿主の果托の縁および網目状区画に生じ、パラシンビオントと見られた。
本種は子嚢胞子が暗褐色で、装飾と通常1隔壁を有することなどで特徴づけられた。
USA, California: Santa Barbara Co., Santa Rosa Island, Channel Islands National Park, South Point

(新種)

Endococcus thelommatis Kocourk. & K. Knudsen
語源…Thelomma属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Endococcus rugulosus
本種と異なり米国カリフォルニア州ではなくチェコなどに分布する
本種と異なり宿主がThelomma santessoniiではなく広義のVerrucaria macrostomaおよびその他のアナイボゴケ属地衣
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
Endococcus verrucosus
子嚢胞子の隔壁部に微かなトーラスをあらわす
本種と異なり米国カリフォルニア州のみではなく北米およびヨーロッパに広く分布する
本種と異なり宿主がThelomma santessoniiではなくクボミゴケ属地衣
本種と異なり子実層のゲル状物質がルゴール液で橙色(子嚢果の腔所下部および側糸周辺では青色)ではなく青色に呈色する
本種より子嚢胞子が長い
本種より子嚢胞子の幅が僅かに狭い
本種と異なり子嚢胞子表面が小疣状でない
Endococcus verrucisporus
本種と異なり米国カリフォルニア州ではなくヨーロッパに分布する
本種と異なり宿主がThelomma santessoniiではなくIonaspis lacustris
本種と異なり子嚢が円筒形~類棍棒形ではなく棍棒形
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子が成熟時暈を有する
本種と子嚢胞子のトーラスが異なる