2016年10月14日 (仮訳)北米北西部沿岸域産の葉生息性の新種、Enterographa oregonensis Sparrius, LB. & Björk, CR., 2008. Enterographa oregonensis (Roccellaceae), a new foliicolous species from the northwest coast of North America. The Bryologist. Available at: http://www.bioone.org/doi/abs/10.1639/0007-2745(2008)111%5B487:EORANF%5D2.0.CO%3B2 [Accessed October 13, 2016]. 【R3-03381】2016/10/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 米国およびカナダの沿岸域においてVaccinium ovatumおよびシトカトウヒの葉に発生した痂状地衣の一種を検討し、Enterographa oregonensisとして新種記載した。 本種は地衣体がごく淡色でリレラが短く、子嚢胞子の隔壁数が5(-7)であり、ゼラチン質のペリスポアを伴い、子器にジロホール酸を含むことなどで特徴づけられた。 本種の分布域は狭く、オレゴン州、ワシントン州、ブリティッシュコロンビア州の他の沿岸域における多数調査を実施しても本種は見出されなかった。 USA, Oregon, Tillamook County, northern edge of the town of Barview, on the shore of Barview Slough (新種) Enterographa oregonensis Sparrius & Björk 語源…オレゴン産の 【よく似た種との区別】 Enterographa deslooveri 子嚢胞子が短い 粉子が糸状 Enterographa batistae 本種と異なり子器が楕円形~短いリレラ状ではなく常に円形 本種と異なり子器盤が暗橙褐色ではなく淡桃橙色 本種と異なり子実上層がK+黄色 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が5(-7)ではなく主に7 本種と異なり地衣成分としてジロホール酸を含まない Enterographa angustissima 本種より子器が頻繁に分岐する 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が5(-7)ではなく3 本種と異なり地衣成分としてプソロミン酸を含む