(仮訳)スペイン産のClaudopus亜属の新種、Entoloma exiguum
Esteve-Raventós, F. & de la Cruz, M. 1998. Entoloma exiguum, a new species of subgenus Claudopus (Entolomataceae, Agaricales) from Spain. Persoonia. Available at: https://repository.naturalis.nl/document/569608 [Accessed November 21, 2022] 【R3-10080】2022/11/21投稿

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3行まとめ

スペインにおいて貯水池の土手の草本残渣の下に発生した菌を検討し、Entoloma exiguumとして新種記載した。
本種はClaudopus亜属に含まれ、子実体が小型白色で柄が非常に退化的であり、担子胞子が6-8角形、傘の毛が先細りであることなどで特徴づけられた。
本種は生態や生息環境が類似する同属他種とは担子胞子の形状やクランプの有無などが異なり、北米や中米、南半球産の種で本種と同じ形質の組み合わせを有するものは見当たらなかった。
Spain, Guadalajara, Palmaces

(新種)

Entoloma exiguum Esteve-Rav. & M. de la Cruz
語源…残りの(植物残渣に生じることから?)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Entoloma albotomentosum
生態が類似する可能性がある
生息環境が類似する可能性がある
植物および草本の残渣に発生する
子実体が白色
本種より担子器のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子が6-8角形ではなく4-6角形
本種と異なり菌糸にクランプを欠く
Entoloma jahnii
生態が類似する可能性がある
生息環境が類似する可能性がある
植物および草本の残渣に発生する
子実体が白色
子実層菌糸にクランプを有する
本種と担子胞子の形状が異なるようである
本種と異なり傘表皮の毛が棍棒形~偽頭状
本種と異なり柄表皮の毛が棍棒形~偽頭状
Entoloma ollare
傘表皮構造が類似している
本種と異なり鉢植えに生じる
本種と異なり柄が良好に発達する
本種と異なり子実体に穀粉臭がある
本種と異なり子実体に帯灰色の色素結晶を含む