2015年11月16日 (仮訳)Broomella vitalbaeのエピタイプ指定およびHyalotiella属新種の記載 Li, W-J. et al., 2015. Epitypification of Broomella vitalbae and introduction of a novel species of Hyalotiella. Cryptogamie, Mycologie. … Available at: http://www.bioone.org/doi/abs/10.7872/crym.v36.iss1.2015.93 [Accessed November 16, 2015]. 【R3-02385】2015/11/16投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ イタリアにおいてセンニンソウ属植物の枯枝に発生したBroomella属菌およびレダマ属植物の枯茎に発生したHyalotiella属菌を検討した。 前者をタイプ標本との比較のもとでBroomella vitalbaeと同定し、エピタイプ標本に指定した。 後者をHyalotiella spartiiとして新種記載した。 Italy, Province of Forlì-Cesena, Santa Sofia, Collina di Pondo (新種) Hyalotiella spartii W.J. Li, Camporesi & K.D. Hyde 語源…レダマ属の 【よく似た種との区別】 Hyalotiella transvalensis 分生子形成細胞の形態が類似している 分生子の形態が類似している 本種より分生子果のサイズが大きい 本種と異なり分生子果が孔口を有する壺形ではなく球形~杯形で不規則に浅裂する Hyalotiella americana 分生子果が壺形 分生子形成細胞がアンプル形~円筒形 分生子が紡錘形~円筒形 分生子の付属糸が分枝することがある 本種と異なり分生子の付属糸の数が5-6ではなく2-4でほとんどの場合3 本種と異なり分生子の付属糸の隔壁数が3ではなく3(-4) Truncatella angustata nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりイタリアではなくニュージーランドなどに分布する 本種と異なりレダマ属植物ではなくリンゴなどを宿主とする nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Truncatella laurocerasi nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりイタリアではなくニュージーランドなどに分布する 本種と異なりレダマ属植物ではなくモモなどを宿主とする nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Broomella vitalbae イタリアに分布する nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりレダマ属ではなくセンニンソウ属植物を宿主とする nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Italy, Province of Forlì-Cesena, Modigliana, Montebello (その他掲載種) Broomella vitalbae (Berk. & Broome) Sacc. 【よく似た種との区別】 Truncatella angustata nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Truncatella laurocerasi nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Hyalotiella spartii イタリアに分布する nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりセンニンソウ属ではなくレダマ属植物を宿主とする nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される