(仮訳)Neoregelia carolinaeを宿主とする新種の病原菌、Exserohilum neoregeliae
Sakoda, T. & Tsukiboshi, T. 2011. Exserohilum neoregeliae sp. nov., a new pathogen of Neoregelia carolinae. Mycotaxon. Available at: https://www.cabdirect.org/cabdirect/abstract/20123196542 [Accessed September 21, 2018].
【R3-05513】2018/9/22投稿

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3行まとめ

オランダから日本に輸入されたNeoregelia carolinaeの葉に生じていた病原菌を検討し、Exserohilum neoregeliaeとして新種記載した。
本種は分生子が長嘴形で基部が倒円錐形であり、顕著なへそを有することなどで特徴づけられた。
本種は分子系統解析でE. minorと単系統群を形成した。
千葉県成田市

(新種)

Exserohilum neoregeliae Sakoda & Tsukib.
語源…Neoregelia属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Exserohilum longisporum
分生子の形態が類似している
分生子の隔壁が同色
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子が淡褐色~褐色ではなく帯黄褐色
本種と異なり分生子が狭倒棍棒形または嘴形ではなく紡錘形、狭倒棍棒形、嘴形で基部末端細胞がしばしば僅かに膨大する
本種と異なり分生子の異隔壁数が6-20(-26)ではなく(6-)8-13(-18)
Exserohilum rostratum
分生子の形態が類似している
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子が短い
本種と異なり分生子が淡褐色~褐色ではなく帯オリーブ色または褐色
本種と異なり分生子の隔壁が同色ではなく暗色
本種と異なり分生子が狭倒棍棒形または嘴形ではなく楕円形、狭倒棍棒形、嘴形
本種と異なり分生子の異隔壁数が6-20(-26)ではなく18以下
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Exserohilum longirostratum
分生子の形態が類似している
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子の最大長が長い
本種と異なり分生子が淡褐色~褐色ではなく帯オリーブ褐色
本種と異なり分生子の隔壁が同色ではなく分生子の末端細胞にしばしば暗色厚壁の隔壁を有する
本種と異なり分生子が狭倒棍棒形または嘴形ではなく徐々に細まり長い頸部を有する形状
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Exserohilum minor
分生子の形態が類似している
分生子の隔壁が同色
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子が淡褐色~褐色ではなく帯オリーブ褐色
本種と異なり分生子が狭倒棍棒形または嘴形ではなく紡錘形で基部が截断状倒円錐形であり、下半分が時に狭窄する
本種と異なり分生子の異隔壁数が6-20(-26)ではなく5-11
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される