2023年10月2日 (仮訳)極東ロシア、マツワ島産地衣類の初データ:ムカデゴケ科およびピンゴケ科 Ezhkin, AK., Galanina, IA. & Romanyuk, FA. 2023. First data on lichens from Matua Island, Far East of Russia. Families Physciaceae and Caliciaceae. Geosystems of Transition Zones. Available at: https://www.biosoil.ru/files/publications/faa47f8f-8ead-4aaf-baac-6975beaf5cc6.pdf [Accessed October 2, 2023] 【R3-11024】2023/10/2投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 千島列島のマツワ島(松輪島)から計7種のムカデゴケ科およびピンゴケ科地衣を報告した。 そのうちBuellia badiaはサハリン州における新産種となった。 研究された全ての地衣類は先駆種と考えられたが、稀産種や絶滅危惧種は含まれなかった。 (その他掲載種) Buellia disciformis (Fr.) Mudd スミイボゴケ 【よく似た種との区別】 Tetramelas chloroleucus 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種と異なり地衣体がC+橙色 本種と異なり子実層に油滴を含まない 本種と異なり子嚢胞子がBuellia型 (サハリン州新産種) Buellia badia (Fr.) A. Massal. 【よく似た種との区別】 Dimelaena californica 本種と異なり地衣成分としてノルスチクチン酸を含む (その他掲載種) Physcia caesia (Hoffm.) Hampe ex Fürnr. コフキシロムカデゴケ 【よく似た種との区別】 Physcia subalbinea 本種より裂片の幅が狭い 本種より裂片が脆い 本種と異なり粉芽塊が末端生 本種と異なり粉芽塊がしばしば頭状でクレーター状、稀に唇形なのではなく唇形 本種と異なり髄層がK+黄色ではなくK陰性 (その他掲載種) Physcia dubia (Hoffm.) Lettau 【よく似た種との区別】 Physcia tenella 本種と異なりシリアを葉縁に有する (その他掲載種) Rinodina ascociscana (Tuck.) Tuck. 【よく似た種との区別】 Rinodina turfacea 千島列島に分布する 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種と異なり地衣体が黄褐色~帯褐色でない 本種と異なり地衣体に光沢があるという特徴を欠く 本種と異なり子器の果托の縁がしばしば放射状に亀裂を生じるという特徴を欠く 本種と異なり地衣成分としてスフェロフォリンを含む (その他掲載種) Rinodina turfacea (Wahlenb.) Körb. 【よく似た種との区別】 Rinodina cinereovirens 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種と異なり通常地上に生じるのではなく樹皮や材に生じる 本種より子嚢胞子が広楕円形で両端がより鈍頭 Rinodina ascociscana 千島列島に分布する 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種と異なり地衣体が黄褐色~帯褐色である 本種と異なり地衣体に光沢がある 本種と異なり子器の果托の縁がしばしば放射状に亀裂を生じる 本種と異なり地衣成分としてスフェロフォリンを含まない (その他掲載種) Tetramelas chloroleucus (Körb.) A. Nordin 【よく似た種との区別】 Buellia erubescens 子嚢胞子がCallispora型 子嚢胞子の幅が比較的狭い 本種と異なり地衣体が通常K+赤色 本種と異なり子嚢胞子が広楕円形