(仮訳)ウクライナのロブノアンバーにおけるマイコカリキウム科菌類の初記録
Sukhomlyn, MM. et al., 2021. First Record of Fungus of the Family Mycocaliciaceae in Rovno Amber (Ukraine). Paleontological Journal. Available at: https://link.springer.com/article/10.1134/S0031030121060125 [Accessed January 17, 2022] 【R3-09155】2022/1/17投稿

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3行まとめ

ウクライナのロブノアンバーに見出された地衣の一種を検討し、Chaenothecopsis polissicaとして新種記載した。
本種はChaenothecopsis属の樹脂生の種において最小の子器を有することなどで特徴づけられた。
本種はロブノアンバーから記録された2番目の菌であり、東欧からの3番目の樹脂生菌、2番目の針葉樹に生じた樹脂生菌であった。
Pugach quarry in the vicinity of the Klesiv urbantype settlement, Sarny District, Rivne Province, Ukraine

(新種)

Chaenothecopsis polissica V.P. Heluta & Sukhomlyn
語源…ポリーシャの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Chaenothecopsis bitterfeldensis
始新世の化石菌類である
形態的に非常に類似している
本種より子器のサイズが顕著に大きい
本種より菌糸体菌糸の幅が狭い
本種より菌糸体菌糸が螺旋状にねじれる
Chaenothecopsis marcineae
ヨーロッパに分布する
樹脂に見出される
子器のサイズが類似している
子器の形状が類似している
本種と異なりウクライナではなくカナダ、米国、フィンランドなどに分布する
本種と異なり化石菌類ではなく現生菌類である
本種より子器のサイズが大きい
Chaenothecopsis resinicola
樹脂に見出される
子器の形状が類似している
本種と異なりウクライナではなくロシア、米国などに分布する
本種より子器のサイズがかなり大きい