(仮訳)ヨーロッパ外からのInocybe nothomixtilisの初記録
Sesli, E. & Bandini, D. 2020. et al., 2020. First Record of Inocybe nothomixtilis (Basidiomycota, Inocybaceae) Outside Europe. Mantar Dergisi. Available at: https://dergipark.org.tr/en/pub/mantar/issue/53928/680554 [Accessed May 12, 2020] 【R3-07309】2020/5/12投稿

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3行まとめ

トルコ、トラブゾン県で採集されたInocybe nothomixtilisを報告した。
本種は従来フランス、ドイツ、イタリア、スペインから知られていたが、ヨーロッパ外からの報告は初となった。
本種はマツの樹下に発生し、柄表面全体が粉状、担子胞子が瘤状で、側シスチジアに短い頸部を有することなどで特徴づけられた。

(アジア、トルコ新産種)

Inocybe nothomixtilis Esteve-Rav., Bandini & V. González
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【よく似た種との区別】
Inocybe ceskae
本種と異なり傘が淡藁色、帯黄ベージュ色、または淡黄褐色
本種より傘表面が無毛である
本種より子実層シスチジアの幅が広い
Inocybe johannis-stanglii
本種と異なり被膜表皮が黄褐色~帯灰色
本種と異なり襞が僅かに紫色
本種と異なりシスチジアが有柄
Inocybe mixtilis
本種より傘表面が顕著に平滑、粘質で無毛
本和えと異なり担子胞子がしばしば(類)等径
本種と異なり子実層シスチジアが(類)瓶形で明瞭な頸部を有する
Inocybe occulta
本種より傘が淡い帯黄色
本種より傘表面が無毛
Inocybe subtrivialis
本種と異なり子実体が一般に帯銅黄色~橙色または帯銅褐色
本種と異なり担子胞子がいくぶん長方形の異径