(仮訳)マツ類に生じたリトアニア、ウクライナ新産種Neocatenulostroma germanicum、およびそのDothistroma属菌、その他の病原菌との同時発生
Markovskaja, S. et al. 2016. First record of Neocatenulostroma germanicum on pines in Lithuania and Ukraine and its co- occurrence with Dothistroma spp. and other pathogens. Forest Pathology. Available at: https://doi.org/10.1111/efp.12308 [Accessed May 17, 2018].
【R3-05134】2018/5/18投稿

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3行まとめ

リトアニアおよびウクライナ新産種としてNeocatenulostroma germanicumを報告した。
本種は葉枯病を起こした針葉に生じ、Dothistroma属菌などと共に発生することが多かった。
分子系統解析により本種がN. abietis/N. germanicum複合種に含まれることを示したほか、本種の病原性を接種試験によって確かめた。

(リトアニア、ウクライナ新産種)

Neocatenulostroma germanicum (Crous & U. Braun) Quaedvlieg & Crous
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Neocatenulostroma microsporum
同じNeocatenulostroma abietis/N. germanicum複合種に含まれる
ITS、nrLSU、アクチン、TEF1-αに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりリトアニア、ウクライナなどではなく南アフリカなど南半球に分布する
本種と異なりマツ属などの針葉樹ではなくProtea属やオニソテツ属植物などを宿主とする
アクチンおよびTEF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される