2015年11月19日 (仮訳)西アフリカからのSeptotrapelia usnicaの初報告 Kukwa, M. & Piątek, M., 2014. First Records of the Lichen Septotrapelia usnica (Lecanorales, Ascomycota) from West Africa. Polish Botanical Journal. Available at: http://www.degruyter.com/view/j/pbj.2014.59.issue-1/pbj-2014-0006/pbj-2014-0006.xml [Accessed November 18, 2015]. 【R3-02392】2015/11/19投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ トーゴの2か所で採集されたSeptotrapelia usnicaを西アフリカ新産種として報告した。 本種は従来アジア、オーストラリア、北米、南米などから知られており、アフリカではナミビア、セイシェル、および南アフリカから報告されていた。 本種と同じくウスニン酸およびゼオリンを含み、形態的に類似している痂状地衣との比較を行った。 (西アフリカ、トーゴ新産種) Septotrapelia usnica (Sipman) Kalb & Bungartz, 【よく似た種との区別】 Lepraria ecorticata 形態的に類似している(誤同定のおそれがある) 地衣成分としてウスニン酸およびゼオリンを含む 本種と異なり裂片を欠く 本種と異なり顆粒が凝集するのではなくよく分離する Lepraria leuckertiana 形態的に類似している(誤同定のおそれがある) 地衣成分としてウスニン酸およびゼオリンを含む 本種と異なり地衣体が綿毛状 本種と異なり裂片が不明瞭 Lepraria straminea 形態的に類似している(誤同定のおそれがある) 地衣成分としてウスニン酸およびゼオリンを含む 本種と異なり南極に分布する 本種と異なり皮層をなす粗い顆粒を有する Leprocaulon coriense 地衣体がLepraria属類似 地衣成分としてウスニン酸およびゼオリンを含む 本種より裂片のサイズが大きい 本種と異なり裂片が不規則形ではなく規則的な円形 本種と異なり裂片の縁部が隆起するのではなく平滑 本種と異なり地衣体中央部に顆粒が散在する 本種と異なり地衣成分として”protodehydroconstipatic acid”および”constipatic acid”を含む Leprocaulon knudsenii 地衣体がLepraria属類似 地衣成分としてウスニン酸およびゼオリンを含む 本種と異なり裂片を欠く 本種より顆粒のサイズが小さい 本種と異なり顆粒が連続的な層をなすのではなく凝集するが互いに分離する