(仮訳)韓国新産の潜在的に絶滅のおそれがある担子菌、Buchwaldoboletus lignicola
Jo, J-W. et al., 2019. First Report of Buchwaldoboletus lignicola (Boletaceae), a Potentially Endangered Basidiomycete Species, in South Korea. Mycobiology. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/12298093.2019.1682907 [Accessed July 10, 2020] 【R3-07486】2020/7/10投稿

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3行まとめ

韓国新産種として稀産種のBuchwaldoboletus lignicolaを報告した。
本種はPinus koraiensisの材(新規基質)に発生し、傘が淡褐色~帯赤褐色で孔口面が即座に青変し、柄基部に黄金色の菌糸体を伴うことなどで特徴づけられた。
韓国からのBuchwaldoboletus属菌の報告は初となった。

(韓国新産種)

Buchwaldoboletus lignicola (Kallenb.) Pilát
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【よく似た種との区別】
Buchwaldoboletus hemichrysus
形態的に類似している
本種と異なり傘が黄金色
本種と異なり韓国における分布が知られていない
本種と異なり孔口が帯赤褐色~赤褐色
本種と異なり柄が便腹形
Buchwaldoboletus pseudolignicola(ザイモクイグチ)
アジアに分布する
形態的に類似している
本種と異なり韓国における分布が知られていない
本種と異なり傘が黄色~肉桂褐色
本種より担子胞子のサイズが小さい
Buchwaldoboletus pontevedrensis
形態的に類似している
本種と異なり韓国における分布が知られていない
本種より傘のサイズが大きい
本種より柄が短い
本種より担子胞子が僅かに長い
Buchwaldoboletus xylophilus(シマザイモクイグチ)
アジアに分布する
形態的に類似している
本種と異なり韓国における分布が知られていない
本種より担子胞子が短い