(仮訳)ホウライタケ科の背着生の稀産種、Neocampanella blastanosのマヨットにおける初報告
Bernard, D. & Bart, B., 2012. First report of Neocampanella blastanos, a rare and resupinate member of the family Marasmiaceae (Basidiomycota, Agaricales) from Mayotte (France, Indian Ocean). Cryptogamie, Mycologie. Available at: http://www.bioone.org/doi/abs/10.7872/crym.v33.iss1.2012.019 [Accessed May 2, 2016].
【R3-02888】2016/05/02投稿

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3行まとめ

フランスのマヨットから稀産種のNeocampanella blastanosを初めて報告した。
本種は子実体が背着生で薄く、初め白色でのちに類白色~淡ベージュ色になることなどで特徴づけられた。
顕微鏡的形質としては、担子胞子が洋梨形~類紡錘形で樹枝状糸状体を多数有し、1菌糸型で菌糸にクランプおよび結晶を伴うことなどで特徴づけられた。

(マヨット新産種)

Neocampanella blastanos (Boidin & Gilles) Nakasone, Hibbett & Goranova
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【よく似た種との区別】
Dendrothele spp.
形態的に類似している(混同のおそれがある)種がある
Vuilleminia macrospora
子実体の形態がほぼ同一
薄壁シスチジアの形態が類似している
本種より子実体のサイズが通常小さい
本種と異なり担子器が膨大する
本種と異なり担子胞子が洋梨形~類紡錘形ではなく円筒形、屈曲形、ソーセージ形
本種より薄壁シスチジアがやや長い
本種と異なり薄壁シスチジアの壁が薄壁ではなく基部にかけて僅かに厚くなる