(仮訳)ダイズのsudden death syndromeの病原菌、Fusarium tucumaniaeの天然における有性生殖の初報告
Scandiani, MM. et al., 2010. First Report of Sexual Reproduction by the Soybean Sudden Death Syndrome Pathogen Fusarium tucumaniae in Nature. Plant Disease. … Available at: http://apsjournals.apsnet.org/doi/abs/10.1094/PDIS-06-10-0403 [Accessed December 1, 2015].
【R3-02431】2015/12/02投稿

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3行まとめ

ダイズのsudden death syndrome (SDS) の病原菌、Fusarium tucumaniaeの天然におけるテレオモルフをアルゼンチンから初めて報告した。
子嚢胞子を単胞子分離し、スポロドキアに形成された分生子がF. tucumaniaeの特徴を有することを確かめた。
また、複数遺伝子座に基づく遺伝子型解析によっても、形態に基づく同定が正しいことを確かめた。

(その他掲載種)

Fusarium tucumaniae T. Aoki, O’Donnell, Yosh. Homma & Lattanzi
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【よく似た種との区別】
Fusarium virguliforme
ダイズを宿主とする
“sudden death syndrome”の原因菌である
本種よりスポロドキアの分生子が短い
本種よりスポロドキアの分生子の幅が広い
本種と異なり分生子頂部の細胞の先端が鋭いという特徴を欠く
本種と異なり分生子に顕著な脚胞を有するという特徴を欠く
本種と複数遺伝子座に基づく遺伝子型解析で判別される
Fusarium brasiliense
ダイズを宿主とする
“sudden death syndrome”の原因菌である
本種よりスポロドキアの分生子が短い
本種よりスポロドキアの分生子の幅が広い
本種と異なり分生子頂部の細胞の先端が鋭いという特徴を欠く
本種と異なり分生子に顕著な脚胞を有するという特徴を欠く
本種と複数遺伝子座に基づく遺伝子型解析で判別される