(仮訳)パキスタン新産種Sparassis latifolia:形態解剖学的データとnrDNAデータによる証拠
Hanif, M., Khalid, AN. & Sarwar, S. 2024. First report of Sparassis latifolia (Basidiomycota) from Pakistan: evidence from morpho-anatomical and nrDNA data. Pakistan Journal of Botany. Available at: https://www.pakbs.org/pjbot/papers/1705053471.pdf [Accessed February 19, 2024] 【R3-11444】2024/2/19投稿

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3行まとめ

パキスタン、カイバル・パクトゥンクワ州の温帯林からパキスタン新産種としてSparassis latifoliaを報告した。
本種はPinus wallichianaの樹下に発生し、子実体が緩く配列した扇状の傘からなり、両面が淡色~クリーム色でのちに暗褐色、1菌糸型で子実体全体の菌糸にしばしばクランプを有することなどで特徴づけられた。
本種は当初S. crispaと同定されたが、分子系統解析によって正しい種が確かめられた。

(パキスタン新産種)

Sparassis latifolia Y.C. Dai & Z. Wang
ハナビラタケ
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【よく似た種との区別】
Sparassis crispa
形態的に類似している(当初この種に同定された)
菌糸にクランプを有する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と生息環境が異なる
本種より柄が短い
本種と顕微鏡的形態が異なる
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される