(仮訳)イタリア北東部、フリウリ地方新産の5つの地衣類
Martellos, S. 2005. Five lichens new to Friuli (NE Italy). Gortania – Atti del Museo Friulano di Storia Naturale. Available at: https://www.museofriulano.it/gortania/ [Accessed January 25, 2024] 【R3-11369】2024/1/25投稿

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3行まとめ

イタリア、フリウリ地方からCladonia sulphurinaなど4種と1亜種の地衣類を報告した。
そのうちCladonia uncialis subsp. biuncialisはイタリアから初の報告となった。
各種について記載文、標本情報、類似種との相違点などを掲載した。

(フリウリ地方新産種)

Cladonia sulphurina (Michx.) Fr.
ナナバケアカミゴケ
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【よく似た種との区別】
Cladonia deformis
本種と異なり中欧において寒冷地域に限って分布するという特徴を欠く
本種より中欧における発生頻度がずっと高い
本種と異なり子柄の”cup”を通常欠くか稀に幅狭く裂けた”cup”を有するのではなく、しばしばいくぶん規則形で全縁の”cup”を有する
本種と異なり地衣成分としてゼオリンを含む
本種と異なり地衣成分としてスカマート酸を含まない

(イタリア新産種)

Cladonia uncialis subsp. biuncialis (Hoffm.) M. Choisy
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【よく似た種との区別】
Cladonia uncialis(オニハナゴケ)
本亜種と異なり地衣成分としてスカマート酸を含まない

(フリウリ地方新産種)

Peltigera monticola Vitik.
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(フリウリ地方新産種)

Pertusaria ophthalmiza (Nyl.) Nyl.
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【よく似た種との区別】
Pertusaria multipuncta
本種と異なり地衣体がK陰性ではなくK陽性である
本種と異なり地衣成分がKC陰性ではなくKC+黄色である
Pertusaria amara
本種と異なりほぼ常に不稔である
本種と異なり粉芽塊がKC陰性ではなくKC+紫色である
Pertusaria albescens
地衣成分が同一である
本種と異なりほぼ常に不稔である
本種と異なり子嚢が単胞子性ではなく2胞子性である

(フリウリ地方新産種)

Squamarina periculosa de Lesd.
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