2018年12月17日 (仮訳)海浜生の黒穂菌の新属、FlamingomycesおよびParvulago Bauer, R. et al., 2007. Flamingomyces and Parvulago, new genera of marine smut fungi (Ustilaginomycotina). Mycological Research. Available at: https://doi.org/10.1016/J.MYCRES.2007.06.018 [Accessed December 17, 2018] 【R3-05773】2018/12/17投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 黒穂菌のMelanotaenium ruppiaeおよびUstilago marinaを検討し、それぞれに対して新属FlamingomycesおよびParvulagoを提唱した。 前者はウロシスティス科においてMelanustilospora属およびVankya属に類似し、後者は宿主の稈の基部にのみ発生する点や胞子形成様式などで同科他属と区別された。 ハリイ属植物を宿主とする黒穂菌の検索表を掲載した。 (新組み合わせ) Flamingomyces ruppiae (Feldmann) R. Bauer, M. Lutz, Piatek, Vánky & Oberw. 旧名:Melanotaenium ruppiae Feldmann 語源…(属名)フラミンゴの菌(フラミンゴがタイプロカリティに生息することから) 【よく似た種との区別】 Melanustilospora spp. 黒穂胞子を単生する nrLSUに基づく分子系統解析で近縁(同じウロシスティス科クレードに含まれる) 本種と異なりカワツルモ科ではなく別の植物を宿主とする nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Vankya spp. 黒穂胞子を単生する nrLSUに基づく分子系統解析で近縁(同じウロシスティス科クレードに含まれる) 本種と異なりカワツルモ科ではなく別の植物を宿主とする nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Parvulago marina (Durieu) R. Bauer, M. Lutz, Piatek, Vánky & Oberw. 旧名:Ustilago marina Durieu 語源…チャボイ (Eleocharis parvula) +Ustilago属 【よく似た種との区別】 Dermatosorus eleocharidis 同じハリイ属植物を宿主とする 本種と異なり胞子堆を稈基部ではなく子房に形成する 本種と異なり黒穂胞子と不稔細胞からなる胞子団を形成する