2021年7月14日 (仮訳)韓国において根圏土壌から分離されたAspergillus属の4新産種 Lee, JW. et al., 2021. Four Unrecorded Aspergillus Species from the Rhizosphere Soil in South Korea. Mycobiology. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/12298093.2021.1944461 [Accessed July 14, 2021] 【R3-08593】2021/7/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 韓国において根圏土壌に生息するAspergillus属菌の多様性を調査した。 ハマヒルガオ、ハマウツボ、およびナナカマドの根圏から13菌株を分離し、2節5種を同定した。 A. calidoustusなど4種が韓国新産種であり、A. germanicusは根圏土壌から初めて報告された。 (韓国新産種) Aspergillus calidoustus Varga, Houbraken & Samson 【よく似た種との区別】 Aspergillus pseudodeflectus 韓国に分布する 根圏土壌から分離される 形態的に類似している BenA+CaMに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりCYA培地の縁部の幅が狭いのではなく広い 本種と異なりCYA培地での胞子形成が中程度~良好ではなく乏しい BenA+CaMに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Aspergillus ustus 形態的に類似している BenA+CaMに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり37°Cで生育不能 BenA+CaMに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (韓国新産種) Aspergillus dimorphicus B.S. Mehrotra & R. Prasad 【よく似た種との区別】 Aspergillus wentii 形態的に類似している BenA+CaMに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子柄が分枝するという特徴を欠く 本種と異なり頂嚢の数が2という特徴を欠く BenA+CaMに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (韓国新産種) Aspergillus germanicus Frisvad, Varga & Samson 【よく似た種との区別】 Aspergillus thesauricus 形態的に類似している BenA+CaMに基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子柄の幅が狭い 本種より頂嚢の直径が大きい 本種と異なり37°Cで生育不能 BenA+CaMに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (韓国新産種) Aspergillus pseudodeflectus Samson & Mouchacca 【よく似た種との区別】 Aspergillus calidoustus 韓国に分布する 根圏土壌から分離される 形態的に類似している BenA+CaMに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりCYA培地の縁部の幅が広いのではなく狭い 本種と異なりCYA培地での胞子形成が乏しいのではなく中程度~良好 BenA+CaMに基づく分子系統解析で明瞭に区別される