(仮訳)オーストラリア産ニセザクロゴケ属地衣のさらなる追加
Kantvilas, G. 2016. Further additions to the lichen genus Ramboldia (Lecanoraceae) from Australia. Muelleria. Available at: http://ecite.utas.edu.au/117276 [Accessed December 20, 2017].
【R3-04685】2017/12/21投稿

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3行まとめ

オーストラリア、ビクトリア州からRamboldia atromarginataを、タスマニア州からR. greenianaをそれぞれ新種記載した。
前者は樹皮生で子器縁部が帯黒褐色であることで、後者は岩上生で地衣体が裂芽状であることなどでそれぞれ特徴づけられた。
また、Lecidea subsericeaRamboldia stuartiiのシノニムであることを示した。
Australia, Victoria, Errinundra National Park, Tea Tree Flat Picnic Area

(新種)

Ramboldia atromarginata Kantvilas
語源…暗色の縁部の(子器の色から)
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【よく似た種との区別】
Ramboldia russula
本種と異なり子器の内側が赤褐色、縁部が帯黒褐色という特徴を欠く
本種と異なり子器がKOHで呈色しないという特徴を欠く
Australia, Tasmania, Mersey Crag

(新種)

Ramboldia greeniana Kantvilas
語源…Guy Green氏に献名
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【よく似た種との区別】
Ramboldia laeta
子嚢胞子のサイズが同一
子器の組織のサイズが同一
本種と異なり岩上生ではなく樹皮生
本種と異なり地衣体が顕著に裂芽状という特徴を欠く
本種より粉子が顕著に短い
本種と異なり地衣成分として何も検出されないのではなく時にリケステリン酸およびプロトリケステリン酸を含むことがある

(その他掲載種)

Ramboldia stuartii (Hampe) Kantvilas & Elix
Lecidea subsericeaを本種のシノニムとした。
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