(仮訳)中国新産種、Fusarium kyushuense
Zhao, Z-H. & Lu, G-Z. 2007. Fusarium kyushuense, a newly recorded species from China. Mycotaxon. Available at: http://www.mycotaxon.com/vol/abstracts/102/102-119.html [Accessed October 9, 2019] 【R3-06662】2019/10/9投稿

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3行まとめ

中国貴州省においてイネの種子から分離された菌をFusarium kyushuenseと同定し、中国新産種として報告した。
分離菌株はPDA培地で洋紅色の色素を産生した。
本種との同定はITSおよびβ-チューブリンの塩基配列からも確かめられた。

(中国新産種)

Fusarium kyushuense O’Donnell & T. Aoki
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Fusarium sporotrichioides
形態的に類似している(容易に混同されうる)
コロニーの形態が類似している
ポリフィアライドを形成する
小分生子が紡錘状
ITSおよびβ-チューブリンに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり小分生子が蕪形のことがある
ITSおよびβ-チューブリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Fusarium chlamydosporum
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と分生子の形態が異なる
本種と異なり厚壁胞子を形成する
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Fusarium arthrosporioides
分生子の形態が類似している
厚壁胞子を欠く
本種と異なり明瞭なポリフィアライドを欠く
本種より大分生子の形状が細長い