2015年8月2日 (仮訳)トウモロコシから分離されたFusarium subglutinansに近縁な新興の新種、Fusarium temperatum Scauflaire, J., Gourgue, M. & Munaut, F., 2011. Fusarium temperatum sp. nov. from maize, an emergent species closely related to Fusarium subglutinans. Mycologia. Available at: http://www.mycologia.org/content/103/3/586.short [Accessed August 1, 2015]. 【R3-02064】2015/08/02投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ベルギーにおいてトウモロコシから分離されたFusarium subglutinans類縁菌の多相分類学的研究を行った。 他のGibberella fujikuroi種複合体の種とAFLPフィンガープリンティング、分子系統解析、交配試験などで区別される新規系統を、F. temperatumとして新種記載した。 本種においては有性生殖が普遍的に起こっていると推測され、それを支持する遺伝的多様性も認められた。 Belgium, Brabant Wallon, Chastre (新種) Fusarium temperatum J. Scauflaire & F. Munaut 語源…温帯の 【よく似た種との区別】 Fusarium subglutinans 同じGibberella fujikuroi種複合体・アメリカンクレードに含まれる ベルギーに分布する トウモロコシから分離される 宿主に対する病原性が認められている(本種の病原性は予備調査によるもので未発表) 気生菌糸から偽頭状の分生子塊を形成する モノフィアライドとポリフィアライドの両方を形成する AFLP分析のプロファイルが類似している β-チューブリン+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりベルギーおよび南アフリカではなく米国にも分布する 本種と異なり大分生子の基部細胞が顕著な脚状ではなく比較的未発達 本種と異なり大分生子の隔壁数がほとんどの場合4なのではなく通常3 本種との交配試験で不稔 AFLP分析のプロファイルが明瞭に異なる β-チューブリン+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Fusarium circinatum 同じGibberella fujikuroi種複合体・アメリカンクレードに含まれる 南アフリカに分布する AFLP分析のプロファイルが類似している β-チューブリン+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりトウモロコシではなくマツから分離される AFLP分析のプロファイルが明瞭に異なる β-チューブリン+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Fusarium konzum 同じGibberella fujikuroi種複合体・アメリカンクレードに含まれる AFLP分析のプロファイルが類似している β-チューブリン+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりベルギーおよび南アフリカではなく米国に分布する 本種と異なりトウモロコシではなくウシクサ属植物から分離される AFLP分析のプロファイルが明瞭に異なる β-チューブリン+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される