(仮訳)中米新産の2種、Geastrum echinulatumおよびG. rusticum
Freitas-Neto, JF. et al., 2019. Geastrum echinulatum and G. rusticum (Geastraceae, Basidiomycota) – two new records for Central America. Studies in Fungi. Available at: http://www.studiesinfungi.org/pdf/SIF_4_1_2.pdf [Accessed March 12, 2019].
【R3-06028】2019/3/12投稿

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3行まとめ

コスタリカからGeastrum echinulatum、パナマからG. rusticumをそれぞれ報告した。
両種はともにブラジルのみから知られており、中米からの報告は初となった。
両種について記載文、生態写真、顕微鏡写真、類似種との相違点などを掲載した。

(中米、コスタリカ新産種)

Geastrum echinulatum T.S. Cabral, B.D.B. Silva & Baseia
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【よく似た種との区別】
Geastrum litchiforme
子実体が袋状
孔縁盤が繊維状
孔縁盤の境界が明瞭でない
外皮に顕著な”tuff”を伴う
本種と異なり早落性の菌糸体層を有する
本種と異なり子実体形成菌糸層を欠く
本種より担子胞子のサイズが小さい
Geastrum aculeatum
子実体が袋状
孔縁盤が繊維状
孔縁盤の境界が明瞭でない
外皮に顕著な”tuff”を伴う
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり偽柔組織層が帯青灰色~紫灰色

(中米、パナマ新産種)

Geastrum rusticum Baseia, B.D.B. Silva & T.S. Cabral
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【よく似た種との区別】
Geastrum fimbriatum(シロツチガキ)
本種と異なり内皮に突出した菌糸の柄を欠く
本種と異なり担子胞子の装飾が不明瞭でない
Geastrum ishikawae
孔縁盤の境界が明瞭でない
菌糸体層が”cotonous”で砂粒を含む
本種と異なり内皮表面が粉状
本種と異なり孔縁盤が扁平~折り畳み状
Geastrum hieronymi
孔縁盤の境界が明瞭でない
菌糸体層が”cotonous”で砂粒を含む
本種と異なり内皮に突出した菌糸の柄を欠く
本種と異なり担子胞子表面の装飾が不明瞭なのではなく疣状
Geastrum morganii(モルガンツチガキ)
子実体が袋状
子実体が無柄
内皮が淡色
本種と異なり孔縁盤が不規則な溝状
本種と異なり偽柔組織層に襟を有することがある
本種と異なり菌糸体層に結晶を含まない