2015年9月3日 （仮訳）特異な平滑の胞子を有するツチグリ類の新種、Geastrum laevisporum Sousa, JO., Baracho, GS. & Baseia, IG., 2015. Geastrum laevisporum: a new earthstar fungus with uncommon smooth spores. Mycosphere. Available at: http://www.mycosphere.org/pdfs/Mycosphere_6_4_12.pdf [Accessed September 3, 2015]. 【R3-02161】2015/09/03投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ ブラジルのカーチンガ・バイオームに産した腹菌の一種を検討し、Geastrum laevisporumとして新種記載した。 本種はヒメツチグリ属菌としては例外的に、担子胞子の表面が平滑であることなどで特徴づけられた。 また、本種は子実体が小型、担子胞子が大型で、類球形、卵形、楕円形など様々な形をとることなどでも特徴づけられた。 Brazil, Paraíba State, Triunfo municipality, sítio Jenipapeiro （新種） Geastrum laevisporum J.O. Sousa & Baseia 語源…平滑な胞子の 【よく似た種との区別】 Geastrum pleosporus 担子胞子の形態が類似している 本種と異なり子実体が嚢状 本種と異なり裂片に吸水性を欠く 本種より孔縁盤が縁取られる 本種と異なり内皮が無柄 本種と異なり外皮に結晶を伴わない 本種と異なり子実体形成菌糸層を有する 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が類球形、卵形、楕円形ではなく球形、円筒形、楕円形、腎臓形、棍棒形 本種と異なり担子胞子が走査型電子顕微鏡下で平滑～やや平滑ではなく小疣状 Geastrum ovalisporum 担子胞子が卵形のことがある 本種より孔縁盤が顕著に縁取られる 本種より内皮の柄が長い 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が平滑ではなく疣状 Geastrum campestre（ハマベノヒダツチガキ） 担子胞子が大型 本種より子実体の幅が広い 本種と異なり孔縁盤が扇畳み状 本種と異なり内皮表面が疣状 本種と異なり担子胞子が類球形、卵形、楕円形ではなく球形 本種と異なり担子胞子が平滑ではなく密な疣状 Geastrum platense 担子胞子が大型 本種と異なり孔縁盤が弱く縁取られるのではなく縁取られない 本種と異なり内皮が無柄 本種と異なり担子胞子が平滑ではなく疣状 Geastrum hungaricum（アレチノヒメツチグリ） 子実体が小型 外皮が周囲の砂を盛んに巻き込む 裂片が強い吸水性 菌糸体層が永続的でない 繊維層が類白色 孔縁盤が繊維状 本種より孔縁盤が顕著に縁取られる 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が類球形、卵形、楕円形ではなく球形 本種と異なり担子胞子が平滑ではなく疣状 Geastrum corollinum（チヂレツチガキ） 裂片が強い吸水性 孔縁盤が繊維状 本種より孔縁盤が縁取られる 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が平滑ではなく疣状 本種と異なり外皮に結晶を伴わない Geastrum floriforme 裂片が強い吸水性 孔縁盤が繊維状 本種と異なり内皮が無柄 本種と異なり内皮表面が糠状 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が平滑ではなく疣状