2016年12月3日 (仮訳)スロバキア産テングノメシガイ類 (2):新産種Trichoglossum octopartitum Kučera, V., Lizoň, P. & Kautmanová, I., 2010. Geoglossoid fungi in Slovakia II. Trichoglossum octopartitum, a new species for the country. Czech Mycology. Available at: http://ibot.sav.sk/usr/Viktor/docs/Trichoglossum_octopartitum.pdf [Accessed December 3, 2016]. 【R3-03531】2016/12/03投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 稀産種のTrichoglossum octopartitumを中欧およびスロバキアにおける新産種として報告した。 本種は草地に発生し、他のテングノメシガイ類と同様に生息環境の変化から絶滅が危惧されると見られた。 スロバキア産の標本をベリーズ産タイプ標本と比較し、原記載とほぼ一致することを確認した。 (中欧、スロバキア新産種) Trichoglossum octopartitum Mains 【よく似た種との区別】 Trichoglossum hirsutum(テングノメシガイ) スロバキアに分布する 草地に発生する 本種と異なり生息地の要求性が特異的でないと見られる 本種より子嚢胞子の最大長が長い 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が7ではなく通常15 Trichoglossum variabile(カワリテングノメシガイ) スロバキアに分布する 草地に発生する 子嚢胞子のサイズの範囲が重なる 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が7ではなく(7-)9-12(-14) Trichoglossum walteri(ナナフシテングノメシガイ) スロバキアに分布する 草地に発生する 子嚢胞子の隔壁数が7 本種と異なり湿った草地やピートボグに発生する傾向がある 本種より子嚢胞子のサイズが小さい