(仮訳)米国においてクルミ属植物に生じ、walnut twig beetle (Pityophthorus juglandis) と共生関係にある植物病原菌の新種Geosmithia morbida
Kolařík, M. et al., 2011. Geosmithia morbida sp. nov., a new phytopathogenic species living in symbiosis with the walnut twig beetle (Pityophthorus juglandis) on Juglans in USA. Mycologia. Available at: http://www.mycologia.org/content/103/2/325.short [Accessed December 24, 2014].
【R3-01401】2014/12/24投稿

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3行まとめ

米国西部においてPityophthorus juglandisと共生関係にあり、クルミ属樹木に枯死を引き起こす菌を検討し、Geosmithia morbidaとして新種記載した。
本種は分生子が帯黄色で、37°Cで生育し、Czapek-Dox寒天培地で分生子が発芽しないことなどで特徴づけられた。
本種は腐生菌として知られてきたGeosmithia属菌における初の植物病原菌として報告された。
USA, Colorado, Boulder

(新種)

Geosmithia morbida M. Kolarík, E. Freeland, C. Utley & Tisserat
語源…病害の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Geosmithia fassatiae
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Geosmithia flava
顕微鏡的形質が類似している
コロニーの色が類似している
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Geosmithia lavendula
37°Cで生育可能
本種と異なり分生子が帯黄色ではなく赤色
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される