(仮訳)Gymnopilus purpureosquamulosus Høil.:インド新産種
Acharya, K. et al., 2017. Gymnopilus purpureosquamulosus Høil. (Agaricales, Basidiomycota): a new distributional record from India. Check List. Available at: http://130.216.191.68/cl/article/viewFile/13.2.2064/26577 [Accessed July 14, 2017].
【R3-04206】2017/07/14投稿

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3行まとめ

インド、西ベンガル州で採集されたGymnopilus purpureosquamulosusをインド新産種として報告した。
本種は従来ジンバブエ、イタリア、ナイジェリア、パナマ、スイス、およびブラジルから知られていた。
本種は傘が中型~大型で類白色~橙灰色、表面に小鱗片を伴い、襞が直生~やや垂生し、柄が灰色~帯赤褐色で膜質の被膜を有することなどで特徴づけられた。

(アジア、インド新産種)

Gymnopilus purpureosquamulosus Høil.
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Gymnopilus cyanopalmicola
形態的に類似している(同種の可能性が指摘されている)
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりメキシコにおける分布が知られている
本種と異なり柄が傷つくと紫色、暗赤色、暗褐色に変色する
本種より縁シスチジアのサイズがかなり大きい
本種と異なり傘シスチジアを欠く
Gymnopilus peliolepis
ブラジルに分布する
本種と異なりアルゼンチン、米国フロリダ州における分布が知られている
本種と異なり子実体が帯桃藁色
本種と異なり子実体表面に繊維状鱗片を有する
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子表面にごく小さな疣を有する
Gymnopilus dilepis
本種より傘直径が小さい
本種と異なり傘が橙色
本種と異なり胞子紋がさび褐色~褐色ではなく淡褐色
本種と異なり担子胞子表面に中型~大型の疣を有する
本種と異なり柄シスチジアが非常に長い
Gymnopilus purpuratus
本種と異なり胞子紋が明るいさび色
本種と異なり担子胞子が弱いデキストリノイド
本種と異なり縁シスチジアが便腹形~円筒形
Gymnopilus palmicola
本種より担子胞子のサイズがかなり大きい
本種より担子胞子表面の疣がずっと大きい
Gymnopilus pampeanus
インドに分布する
本種より傘のサイズが大きい
本種と異なり胞子紋がさび褐色~褐色ではなく帯灰橙色
本種より担子胞子の嘴状突起が長い
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(aeruginosa-luteofoliusクレードではなくspectabilis-imperialisクレードに含まれる)
Gymnopilus spectabilis
インドに分布する
本種と異なり胞子紋がさび褐色~褐色ではなく橙黄色
本種と異なり担子器の小柄が非常に長い
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(aeruginosa-luteofoliusクレードではなくspectabilis-imperialisクレードに含まれる)