2015年1月12日 (仮訳)ニューファンドランド産の新種Gymnopus eneficola Petersen, R., Hughes, K. & Voitk, A., 2014. Gymnopus eneficola-species nova from Newfoundland. Available at: http://trace.tennessee.edu/utk_ecolpubs/51/ [Accessed January 12, 2015]. 【R3-01457】2015/01/12投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ カナダ、ニューファンドランド島で採集されたモリノカレバタケ属菌を検討し、Gymnopus eneficolaとして新種記載した。 本種はカバノキ属樹木を含む森林において、小枝および腐朽葉からの発生が見られた。 本種のnrLSUおよびITSの塩基配列はどのGenBank登録配列とも一致せず、最も近縁なITS配列との類似度は92%であった。 Canada, Newfoundland, Pasadena Ski and Nature Club ski trails (新種) Gymnopus eneficola R.H. Petersen 語源…ニューファンドランドに生息する(”en”が”N”、”ef”が”F”を表し、”NF”がニューファンドランドの略称) 【よく似た種との区別】 Gymnopus menehune nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Gymnopus confluens(アマタケ) 生息環境が類似している 柄が通常扁平 柄の表面が薄いフェルト状菌糸に覆われる 柄に通常溝が生じる 柄の基部にリターおよび基質を付着する菌糸体の塊を伴う nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と襞の高さがかなり異なる 本種と襞の厚さがかなり異なる 本種と襞の間隔がかなり異なる 本種と担子胞子のサイズがかなり異なる nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Gymnopus biformis nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Collybia tergina 子実体の形態が類似している(混同のおそれがある) 子実体の高さが類似している 担子胞子のサイズが類似している 本種と異なり傘が白色系ではなく黄褐色 本種と異なり傘に条線を有する 本種と異なり柄が白色~帯クリーム灰色ではなく黄褐色 本種と異なり柄が薄いフェルト状菌糸に覆われるという記述を欠く Gymnopus oreadoides 本種と異なり傘が白色ではなく淡クリーム色、黄褐色、褐色 本種と異なり傘に吸水性を欠くのではなく「おそらく吸水性を有する」とされている 本種と異なり柄が白色~帯クリーム灰色ではなく黄褐色~橙色 本種と異なり柄が薄いフェルト状菌糸に覆われるのではなくほぼ無毛~細かい粉状 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種より担子胞子のQ値が小さい 本種と異なり傘表皮の菌糸が結晶に覆われる 本種より柄シスチジアが短い 本種より柄シスチジアの幅が広い Marasmius cystidiosus 子実体の形態が類似している 子実体の高さが類似している 傘の形状が類似している 襞の形態が類似している 襞の付き方が類似している 本種より子実体のサイズが大きい 本種より柄の高さ/傘直径の比が小さい 本種と異なり柄が全ての発達段階で薄いフェルト状菌糸に覆われるという特徴を欠く 本種と異なり傘表皮が子実層状被 nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Marasmius nigrodiscus 子実体の形態が類似している 子実体の高さが類似している 傘の形状が類似している 襞の形態が類似している 襞の付き方が類似している 本種より子実体のサイズが大きい 本種より柄の高さ/傘直径の比が小さい 本種と異なり柄が全ての発達段階で薄いフェルト状菌糸に覆われるという特徴を欠く 本種と異なり傘表皮が子実層状被 nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Marasmius oreades(シバフタケ) 子実体の形態が類似している 子実体の高さが類似している 傘の形状が類似している 襞の形態が類似している 襞の付き方が類似している 本種より子実体のサイズが大きい 本種より柄の高さ/傘直径の比が小さい 本種と異なり柄が全ての発達段階で薄いフェルト状菌糸に覆われるという特徴を欠く 本種と異なり傘表皮が子実層状被 nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Gymnopus alkalivirens(ミドリカレハタケ) ITS領域の塩基配列が異なる(類似度92%)