(仮訳)新種Gyromitra persicula:北米北西部産の盤状Gyromitra属菌の新種
Dirks, AC. et al. 2024. Gyromitra persicula sp. nov. (Discinaceae, Pezizales), a novel discoid Gyromitra from Northwestern North America. Phytotaxa. Available at: https://phytotaxa.mapress.com/pt/article/view/phytotaxa.644.1.7 [Accessed April 18, 2024] 【R3-11620】2024/4/18投稿

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3行まとめ

米国ワシントン州の温帯雨林で採集された菌を検討し、Gyromitra persiculaとして新種記載した。
本種は子嚢胞子表面が網目状で、両端が魚の尾のように凹んだ鈍頭の嘴状であることなどで特徴づけられた。
本種の子嚢胞子の突起はG. leucoxanthaに類似していたが、サイズがより小さく、桃色を帯びることなどで区別された。
USA. Washington: Klickitat Co., Mount Adams Horse Camp

(新種)

Gyromitra persicula Dirks & Beug
語源…桃の+(縮小辞)(子実体のサイズと色から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Gyromitra leucoxantha(ナミコブシトネタケ)
米国に分布する
子嚢胞子の両端が凹んだ魚の尾のような嘴状である
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりイタリア、アンドラ、スペインなどに分布する
本種より子実体のサイズが大きい
本種と異なり子実体が黄褐色~桃色ではなく卵黄色~黄褐色
本種と異なり子嚢胞子両端の突起がKOH中でより顕著なのではなく水中でより顕著である
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される