2013年12月18日 （仮訳）ユーラシア産の新種Hainesia peltigeraeおよびその他の興味深い地衣生菌類 Zhurbenko, M., 2013. Hainesia peltigerae sp. nov. and some other interesting lichenicolous fungi from Eurasia. Graphis Scripta. Available at: http://nhm2.uio.no/botanisk/lav/Graphis/25_2/GS_25_39.pdf [Accessed December 17, 2013]. 【R3-00155】2013/12/18投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ シベリアでアカツメゴケ (Peltigera rufescens) の地衣体に発生する菌をHainesia peltigeraeとして新種記載した。 ベトナムでサルオガセ属に発生したEndococcus apiciicola、ロシアでCollema polycarponに発生したEndococcus pseudocarpusを新産種報告した。 また、ロシアで2番目の記録となるPhaeoseptoria peltigeraeについて、形態の変異について議論した。 Russia, Altai Republic, Ulagan Region, N part of Kurai Range, 4 km W of Balyktukel Lake （新種） Hainesia peltigerae Zhurb. & Davydov 語源…ツメゴケ属の 【よく似た種との区別】 Hainesia pertusariae 本種と異なりトリハダゴケ属に発生する 本種と異なり分生子果が半埋生する 本種より分生子果のサイズがやや大きい 本種より分生子が長い Hainesia xanthoriae 本種と異なりオオロウソクゴケ属に発生する 本種より分生子果のサイズが大きい 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子が桿形ではなく糸形 本種と異なり分生子が1隔壁ではなく0隔壁または5つまでの隔壁を持つ “Hainesia peltigericola”（正式には記載されていない / Alstrup et al., 2009） 本種と同じくツメゴケ属に発生する 本種より分生子果のサイズが大きい 本種より分生子がずっと長い 本種と異なり分生子が桿形ではなく糸形 Epithamnolia karatyginii 本種と多くの点で類似している 本種と異なり分生子柄を欠く （ベトナム新産種） Endococcus apiciicola (J. Steiner) R. Sant. （ロシア新産種） Endococcus pseudocarpus Nyl.