2017年8月31日 （仮訳）タイおよび台湾産の植物関連の担子菌酵母の新種、Hannaella phyllophila Surussawadee, J. et al., 2015. Hannaella phyllophila sp. nov., a basidiomycetous yeast species associated with plants in Thailand and Taiwan. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: http://ijs.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijs.0.000231 [Accessed August 30, 2017]. 【R3-04348】2017/08/31投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ タイおよび台湾において植物の葉から分離されたアナモルフ酵母の一種を検討し、Hannaella phyllophilaとして新種記載した。 本種は培養下で菌糸も偽菌糸も形成せず、水溶性デンプンを資化し、培養下で射出胞子を形成することなどで特徴づけられた。 本種は分子系統解析で同じく植物の葉から分離されたH. luteolaに近縁であった。 Chai Badan, Lop Buri, Thailand （新種） Hannaella phyllophila Surussawadee, Jindam., Am-In, Nakase, C.F. Lee & Limtong 語源…葉を好む 【よく似た種との区別】 Hannaella luteola 植物の葉から分離される D1/D2+ITSに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり射出胞子を形成しない 本種と異なり水溶性デンプンを資化不能 本種と異なりDL-乳酸を資化可能 本種と異なり30°Cで生育不能 本種と異なり50%グルコース添加培地で生育不能 本種と異なり10% NaCl/5% グルコース添加培地で生育不能 D1/D2+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される（1.0-1.3%の塩基置換）