(仮訳)Vulpicida tubulosusの既知の分布範囲を超える地点からのハーバリウム記録
Kubiak, D. & Guzow-Krzemińska, B. 2014. Herbarium Record of Vulpicida tubulosus (Lichenized Ascomycota) from Locality Beyond Its Known Distribution Range. Polish Journal of Environmental Studies. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Dariusz_Kubiak/publication/261885646_Herbarium_Record_of_Vulpicida_tubulosus_Lichenized_Ascomycota_from_Locality_Beyond_Its_Known_Distribution_Range/links/545c86e30cf249070a7ac2d9.pdf [Accessed October 4, 2018].
【R3-05551】2018/10/4投稿

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3行まとめ

ポーランド産のVulpicida tubulosusの標本を検討し、本種が1985年にポーランド北部から採集されていたことを示した。
同採集地は当時放牧地であり、その後マツ林が発達したが、おそらくそれを直接の原因として、近年の調査では本種を採集することができなかった。
標本からの塩基配列データの取得は不成功であり、コンタミ菌のDNAのみが増幅された。

(ポーランド北部新産種)

Vulpicida tubulosus (Schaer.) J.-E. Mattsson & M.J. Lai
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【よく似た種との区別】
Vulpicida juniperinus(ハイマツゴケ)
ヨーロッパに分布する
本種と異なり地上生地衣ではなく主に樹皮生で稀に地上生
本種と異なり地衣体が淡黄色ではなくいくぶん鮮やかな黄色
本種と異なり粉子器が葉縁あるいは葉央ではなく葉縁に分布する
本種と異なり粉子器が有柄あるいは埋生するのではなく有柄
Vulpicida tilesii
地上生地衣である
本種と異なりヨーロッパにおける分布が(ロシアの一部を除いて)知られていない
本種ほど裂片が密に房状をなさない
本種と異なり粉子器が葉縁あるいは葉央ではなく葉縁に分布する
本種と異なり粉子器が有柄あるいは埋生するのではなく有柄