(仮訳)インド、西ガーツ地方産のFirmae節の新種、Hygrocybe manadukaensis
Senthilarasu, G., Kumaresan, V. & Singh, SK., 2010. Hygrocybe manadukaensis sp. nov. in section Firmae from Western Ghats, India. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2010/00000114/00000001/art00043 [Accessed May 15, 2016].
【R3-02928】2016/05/16投稿

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3行まとめ

インド、西ガーツ地方で採集された菌を検討し、Hygrocybe manadukaensisとして新種記載した。
本種は傘が濃黄色~橙赤色で襞がやや垂生し、柄が長くて太く、担子器および担子胞子に二型を有することなどで特徴づけられた。
本種はFirmae節に含まれ、同節の他種とは肉眼的、顕微鏡的形質が異なっていた。
India, Karnataka State, Manaduka, Uppangala Forest

(新種)

Hygrocybe manadukaensis Senthil., Kumaresan & S.K. Singh
語源…Manaduka産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Hygrocybe firmus var. militaris
大担子胞子のサイズが類似している
大担子胞子の形状が類似している
本種と異なり傘が濃黄色、濃橙色、橙赤色ではなく緋色
本種と異なり柄が淡黄色~橙色ではなく白色
Hygrocybe firmus var. puniceoides
大担子胞子のサイズが類似している
大担子胞子の形状が類似している
本種より傘のサイズがずっと大きい
本種より柄が長い
Hygrocybe trinitensis
傘が凸形で浅く窪む
担子器に二型を有する
担子胞子に二型を有する
本種より傘のサイズが小さい
本種と異なり傘が臍状に窪む
本種と異なり傘表面が平滑ではなくふけ状
本種と異なり襞が珊瑚赤色
本種より柄の幅が狭い
本種と異なり柄が緋色
本種より大担子器のサイズが小さい
本種より小担子器のサイズが小さい
本種より大担子胞子のサイズが小さい
本種より小担子胞子のサイズが大きい
Hygrocybe occidentalis
傘の色の変異が類似している
大担子胞子のサイズが類似している
大担子胞子の形状が類似している
本種と異なり子実体が叢生するのではなく散生する
本種より傘のサイズが大きい
本種と異なり傘が凸形ではなく扁平~凸形で穿孔を有する
本種より小担子胞子のサイズが大きい
Hygrocybe anisa
子実体が叢生する
子実体のサイズが類似している
子実体の色が類似している
小担子器の形態が類似している
大担子胞子の形態が類似している
本種と異なり傘が濃黄色、濃橙色、橙赤色ではなく藁黄色で橙色を帯びない
本種と異なり傘表面が平滑ではなく僅かに羊毛状~鱗片状
本種より柄の幅が狭い
本種より大担子器のサイズが大きい
本種より小担子胞子のサイズが大きい
Hygrocybe natarajanii
大担子胞子のサイズが類似している
小担子胞子のサイズが類似している
本種と異なり傘表面が平滑ではなくルビー色の綿毛状小鱗片に覆われる
本種より柄が長い
本種より柄の幅が狭い
本種と異なり柄が淡黄色~橙色ではなく淡黄色
本種より大担子器のサイズが大きい
本種より小担子器のサイズが大きい
Hygrocybe firma(ネッタイベニヒガサ)
傘の色が類似している
傘が凸形
襞がやや垂生する
柄が長く太い
柄が淡黄色~橙色
小担子器のサイズが類似している
大担子胞子のサイズが類似している
本種と異なり傘に穿孔を有する
本種と異なり傘表面が平滑ではなくふけ状~綿毛状の繊維~小鱗片を伴う
本種より大担子器のサイズが大きい
本種より小担子胞子のサイズが大きい