(仮訳)新種Hymenochaete ulmicola
Corfixen, P. & Parmasto, E. 2005. Hymenochaete ulmicola sp. nov. (Hymenochaetales). Mycotaxon. Available at: https://www.researchgate.net/publication/276906583_Hymenochaete_ulmicola_sp_nov_Hymenochaetales [Accessed March 7, 2020] 【R3-07111】2020/3/7投稿

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3行まとめ

チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、ノルウェー、ロシア、およびスウェーデンにおいてニレ属生木の樹皮に生じた菌を検討し、Hymenochaete ulmicolaとして新種記載した。
本種は子実体が多年生で半背着生、毛被や皮層や菌糸層を有し、担子胞子が楕円形、シスチジアを欠くことなどで特徴づけられた。
本種はH. carpaticaおよびH. rubiginosaに類似していたが、子実体のサイズや形状、担子胞子のサイズなどが異なっていた。
Czechia, Brodek near Olomouc

(新種)

Hymenochaete ulmicola Corfixen & Parmasto
語源…ニレ属に生息する
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Hymenochaete carpatica
ヨーロッパに分布する
生息環境が類似している
本種と異なりニレ属ではなくカエデ属植物などに生じる
本種と異なり子実体が基質に強く固着する
本種と異なり子実体が常に背着生
本種と異なり毛被を有するのではなく欠く
本種と異なり皮層を有するのではなく欠くか不明瞭である
本種と異なり菌糸層を有するのではなく欠くか不明瞭である
本種より担子胞子のサイズが通常僅かに小さい
本種より剛毛が長い
Hymenochaete rubiginosa(エビウロコタケ)
子実体の構造が同一の型である
毛被を有する
皮層を有する
菌糸層を有する
剛毛層を有する
本種より子実体のサイズが大きい
本種より担子胞子のサイズが小さい