2024年2月22日 （仮訳）パキスタン、イスラマバード、マーガラ・ヒルズ国立公園産の新種Hymenopellis areolata Razzaq, F., Khalid, AN. & Ullah, Z. 2024. Hymenopellis areolata (Physalacriaceae: Agaricales), a new species from Margalla Hills National Park, Islamabad, Pakistan. European Journal of Taxonomy. Available at: https://europeanjournaloftaxonomy.eu/index.php/ejt/article/view/2431 [Accessed February 22, 2024] 【R3-11454】2024/2/22投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ パキスタン、イスラマバードで採集された菌を検討し、Hymenopellis areolataとして新種記載した。 本種は傘表面が小区画状で担子胞子が小型、傘シスチジアが小型であることなどで特徴づけられた。 本種はパキスタンで見出された2番目の本属菌となった。 Pakistan, Margalla Hills, Islamabad （新種） Hymenopellis areolata F.Razzaq & Khalid 語源…小区画状の（傘の模様から） 【よく似た種との区別】 Hymenopellis japonica アジアに分布する ITSおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなく中国などに分布する 本種より傘のサイズが小さい 本種と異なり傘表面が小区画状ではなく放射状の皺状で縁部に向けて網目状の脈をなす 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種より側シスチジアのサイズが大きい 本種と異なり傘表皮が子実層状被と短細胞被の遷移型ではなく粘質子実層状被 ITSおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Hymenopellis raphanipes アジアに分布する ITSおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなく中国などに分布する 本種と異なり傘が帯黒褐色 本種と異なり傘がやや臍状で扁平という特徴を欠く 本種と異なり傘表面が毛状で粘性があり皺状であり、中央部から縁部にかけて放射状に黒色の脈が網目をなす 本種と異なり柄表面にオリーブ褐色～暗褐色の小型の圧着したパッチを伴う 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種より縁シスチジアのサイズが大きい 本種より側シスチジアのサイズが大きい 本種より傘シスチジアのサイズが大きい 本種と異なり菌糸にクランプを有するのではなく欠く ITSおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Hymenopellis rubrobrunnescens ITSおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなく米国などに分布する 本種と異なり傘が浅い凸形～中高 本種と異なり傘表面が外側に向かって小皺状～皺状 本種と異なり偽根が長く、柄と同長になる 本種と異なり偽根が僅かに膨大する人参形 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が卵状～類レモン形 本種より縁シスチジアのサイズが大きい 本種と異なり縁シスチジアが紡錘状乳房形～頭状 本種より側シスチジアのサイズが大きい 本種と異なり側シスチジアが徳利形、紡錘状頭状～乳房形 ITSおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Hymenopellis furfuracea 傘が褐色～暗褐色 傘が稀に浅い臍状 襞が白色 担子胞子が広楕円形 ITSおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなく米国およびカナダなどに分布する 本種と異なり襞が上生～湾生状直生で小歯を有する 本種と異なり担子胞子が比較的大型 本種と異なり縁シスチジアが大型である 本種と異なり側シスチジアが狭いボウリングのピン形 ITSおよびITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Hymenopellis ahmadii パキスタンに分布する 本種より傘のサイズが小さい 本種と異なり傘が凸形～浅い中高 本種と異なり柄表面が頂部で綿毛状、下部にかけて糠状である 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種より側シスチジアのサイズが大きい 本種と異なり側シスチジアが紡錘形で頸部が慎重し顕著な頭状