2016年7月25日 （仮訳）インド産のハラタケ属6新分類群の同定および特性 Kaur, M., Kaur, H. & Malik, NA., 2016. Identification & Characterization of six new taxa of Genus Agaricus L.:Fr. (Agaricaceae chevall.) From India. World Journal of Pharmacy & Pharmaceutical Sciences. Available at: http://www.wjpps.com/download/article/1467679879.pdf [Accessed July 25, 2016]. 【R3-03138】2016/07/25投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ インド、パンジャーブ州においてハラタケ属菌の調査を実施し、Agaricus punjabensisなど2新種および4新変種を記載した。 A. punjabensisはA. subrufescensに類似し、A. patialensisは子実体が小型で黄金褐色、柄が顕著な塊茎状で偽根を有することなどでそれぞれ特徴づけられた。 4変種は基本種とはシスチジアの有無や担子胞子のサイズなどが異なっていた。 India, Punjab, Hoshiarpur, Village Kharkan （新種） Agaricus punjabensis Munruchi Kaur & Harwinder Kaur 語源…パンジャーブ産の 【よく似た種との区別】 Agaricus subrufescens（ニセモリノカサ） 肉眼的形態が類似している 顕微鏡的形態が類似している 本種と異なり子実体が”campestroid”ではなく”placomycetoid” 本種と異なり傘がKOHで黄変する 本種と異なりつばが単一ではなく二重 本種と異なりつばの下面に帯褐色鱗片を有する 本種より担子胞子のサイズがずっと小さい 本種と異なり縁シスチジアを欠く India, Punjab, Bathinda, Village Jassi-Po wala （新種） Agaricus patialensis Munruchi Kaur & Harwinder Kaur 語源…パティヤーラー産の India, Punjab, Bathinda, Village Jeedha （新変種） Agaricus campestris var. pleurocystidiatus Munruchi Kaur & Harwinder Kaur 語源…側シスチジアの 【よく似た種との区別】 Agaricus campestris（ハラタケ） 本変種と異なり側シスチジアを欠く Indiam Punjab, Faridkot, Village Bajakhana （新変種） Agaricus porphyrocephalus var. cheilocystidiatus Munruchi Kaur & Harwinder Kaur 語源…縁シスチジアの 【よく似た種との区別】 Agaricus porphyrocephalus 本変種より担子胞子のサイズが大きい 本変種と異なり縁シスチジアを欠く India, Punjab, Ludhiana, Punjab Agriculture University （新変種） Agaricus abruptibulbus var. nullicystidiatus Munruchi Kaur & Harwinder Kaur 語源…縁シスチジアを欠く 【よく似た種との区別】 Agaricus abruptibulbus（ウスキモリノカサ） 本変種より担子胞子のサイズが大きい 本変種と異なり縁シスチジアを有する India, Punjab, Bathinda, Village Jassi-Po wala （新変種） Agaricus cupreobrunneus var. microsporus Munruchi Kaur & Baljit Kaur 語源…小さな胞子の 【よく似た種との区別】 Agaricus cupreobrunneus 本変種と異なり肉が赤変する 本変種より担子胞子のサイズがずっと大きい