2024年1月12日 (仮訳)中国チベットの木本の枝枯病から分離されたCytospora属菌の同定 Li, J-T., Li, J-R. & Jiang, N. 2024. Identification of Cytospora Species Isolated from Branch Canker Diseases of Woody Plants in Tibet, China. Forests. Available at: https://www.mdpi.com/1999-4907/15/1/121 [Accessed January 12, 2024] 【R3-11331】2024/1/12投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国、チベット自治区においてニシキギ属、カラマツ属、リンゴ属、およびバラ属植物に発生した潰瘍病を検討し、複数のCytospora属菌を分離した。 5種を分離し、そのうちバラ属樹木から分離された1種をC. lhasaensisとして新種記載した。 残りの4種はチベット新産種であり、これによりチベット産本属菌は9種に増加した。 中国チベット自治区ラサ市メルド・グンカル県日多郷怎村 (新種) Cytospora lhasaensis Ning Jiang 語源…ラサ産の 【よく似た種との区別】 Cytospora xinjiangensis 同じバラ属植物を宿主とする ITS+act+rpb2+tef1+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子のサイズが小さい ITS+act+rpb2+tef1+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cytospora rosicola 中国に分布する 同じバラ属植物を宿主とする 樹皮に生息する 無性世代を形成する 分生子の形状が類似している ITS+act+rpb2+tef1+tub2に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子のサイズが明瞭に短い ITS+act+rpb2+tef1+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (チベット自治区新産種) Cytospora euonymina X.L. Fan & C.M. Tian (チベット自治区新産種) Cytospora gigaspora C.M. Tian, X.L. Fan & K.D. Hyde (チベット自治区新産種) Cytospora mali Grove (チベット自治区新産種) Cytospora schulzeri Sacc. & P. Syd.