(仮訳)パキスタン産の新種Inocybe ahmadiiおよび新産種I. leptocystis
Farooqi, A. et al. 2017. Inocybe ahmadii sp. nov. and a new record of I. leptocystis from Pakistan. Mycotaxon. Available at: https://doi.org/10.5248/132.257 [Accessed February 5, 2024] 【R3-11401】2024/2/5投稿

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3行まとめ

パキスタン、カイバル・パクトゥンクワ州で採集された菌を検討し、Inocybe ahmadiiとして新種記載した。
本種は襞が帯桃褐色、柄が白色で頂部が帯褐色、担子胞子が豆形~類扁桃形平滑、側シスチジアが無色広瓶形、縁シスチジアがより豊富であることなどで特徴づけられた。
また、パキスタン新産種として針葉樹の樹下に発生したI. leptocystisを報告した。
Pakistan, Khyber Pakhtunkhwa province, Abbottabad district, Khanspur

(新種)

Inocybe ahmadii Farooqi, Niazi & Khalid
語源…パキスタンの菌学者、Sultan Ahmad氏に献名
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【よく似た種との区別】
Inocybe glabripes(コアセタケ)
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードIに含まれる)
本種と異なり襞が帯桃褐色ではなく帯オリーブ黄褐色
本種と異なり柄が白色で頂部が帯褐色なのではなく黄褐色または蜜褐色
本種と異なり担子胞子が豆形~類扁桃形ではなく類扁桃形
本種と異なり側シスチジアが広瓶形ではなく類紡錘形~円筒形
本種と異なり縁シスチジアが豊富ではなく稀である
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(パキスタン新産種)

Inocybe leptocystis G.F. Atk.
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