(仮訳)サモア諸島産の新種Inocybe tauensisおよび旧熱帯区起源の生物地理学的根拠
Kropp, BR. & Albee-Scott, S., 2010. Inocybe tauensis, a new species from the Samoan Archipelago with biogeographic evidence for a Paleotropical origin. Fungal biology. Available at: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1878614610001170 [Accessed August 25, 2015].
【R3-02135】2015/08/26投稿

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3行まとめ

米領サモア、タウ島で採集された菌を検討し、Inocybe tauensisとして新種記載した。
外生菌根菌の宿主の不在から、アセタケ属菌がこの島で見出されることは全く予想されていなかったが、本種はPisonia grandisと外生菌根を形成していた。
分子系統解析の結果から、本種の祖先は旧熱帯区に分布していたと考えられたが、どのようにサモア諸島に辿り着いたかという問題は解決しなかった。
Tau, Ta’u, Manu’a, United States

(新種)

Inocybe tauensis Kropp & Albee-Scott
語源…タウ産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Inocybe conspicuospora
nrLSU+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で近縁(同じ旧熱帯区クレードに含まれる)
本種と異なり米領サモアではなくザンビアに分布する
nrLSU+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される