(仮訳)チリ北部のアンデス山脈に産した新種、Kavinia altoandina
Sandoval-Leiva, P., Calle, A. & Robledo, G. 2022. Kavinia altoandina (Basidiomycota, Gomphales), a new species from the Andean Mountains of northern Chile. Lilloa. Available at: https://www.lillo.org.ar/journals/index.php/lilloa/article/view/1638 [Accessed November 18, 2023] 【R3-11165】2023/11/18投稿

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3行まとめ

チリのアンデス山脈で採集された菌を検討し、Kavinia altoandinaとして新種記載した。
本種は子実体が幼時白色~クリーム色、成熟するとオリーブ緑色になり、担子胞子が紡錘形~円筒形で粗面であることなどで特徴づけられた。
本種は極端な温度変化があり日射量の大きい高地に分布し、部分的に埋もれた枯れ木に発生することでその環境に適応していた。
Chile, Región de Atacama: Province Huasco, Municipality Alto del Carmen, hillsides from quebrada Los Barriales

(新種)

Kavinia altoandina Sandoval-Leiva & Calle
語源…アルトアンディーノの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Kavinia chacoserrana
南米に分布する
材生息菌である
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりチリではなくアルゼンチンなどに分布する
本種と異なりAdesmia hystrixではなくLithraea molleoidesなどに生じる
本種と異なり子実層托が成熟時帯オリーブ緑色なのではなく白色~淡色
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Kavinia alboviridis
子実層托が成熟時帯オリーブ緑色
子実層托が成熟時針状
本種と異なりチリではなくイギリスなどに分布する
本種より担子胞子が僅かに短い