(仮訳)中国雲南省においてパラゴムノキに生じた新種、Kirschsteiniothelia xishuangbannaensis
Xu, RF. et al. 2023. Kirschsteiniothelia xishuangbannaensis sp. nov. from pará rubber (Hevea brasiliensis) in Yunnan, China. Current Research in Environmental & Applied Mycology. Doi 10.5943/cream/13/1/3. Available at: https://www.creamjournal.org/pdf/CREAM_13_1_3.pdf [Accessed November 3, 2023] 【R3-11121】2023/11/3投稿

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3行まとめ

中国雲南省においてパラゴムノキの枯枝に生じた菌を検討し、Kirschsteiniothelia xishuangbannaensisとして新種記載した。
本種は分生子が倒棍棒形嘴状で直線状または屈曲し、基部が截断状で、3-8隔壁を有し、頂部が粘液質の鞘に覆われることなどで特徴づけられ、複数遺伝子に基づく分子系統解析で独自の系統を形成した。
本属菌の有性世代および無性世代の形態形質、宿主、採集地に関する情報を表にまとめた。
中国雲南省シーサンパンナ・タイ族自治州景洪市曼列村

(新種)

Kirschsteiniothelia xishuangbannaensis R.F. Xu & Tibpromma
語源…西双版納産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Kirschsteiniothelia thailandica
アジアに分布する
ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国ではなくタイなどに分布する
本種と異なりパラゴムノキではなくガジュマルなどに生息する
本種より分生子柄が短い
本種より分生子形成細胞が短い
本種より分生子が短い
本種と異なり分生子が黄褐色~褐色ではなく帯オリーブ色または褐色
本種と異なり分生子頂部に無色球形/アンプル形の粘液質の鞘を1-2つ伴うのではなく単一の無色粘液質の鞘を伴う
本種と異なりコロニーがPDA培地において暗い帯オリーブ色ではなく帯赤褐色である
ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される