(仮訳)韓国、大龍山においてオークの生木に生じた新種、Kretzschmaria quercicola
Yun, J-H. et al., 2016. Kretzschmaria quercicola sp. nov., an Undescribed Fungus from Living Oak in Mt. Daeryong, Korea. Mycobiology. Available at: http://synapse.koreamed.org/search.php?where=aview&id=10.5941/MYCO.2016.44.2.112&code=0184MB&vmode=AONLY [Accessed October 9, 2016].
【R3-03368】2016/10/09投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

韓国春川市大龍山においてQuercus mongolicaの幹に発生した菌を検討し、Kretzschmaria quercicolaとして新種記載した。
分子系統解析の結果、本種はK. sandvicensisとクラスターを形成したが、子嚢胞子の幅などで区別された。
本種はK. milleriと子嚢胞子のサイズなどが類似していたが、孔口の形状および先端リングのサイズが大きく異なっていた。
韓国江原道春川市大龍山

(新種)

Kretzschmaria quercicola J. H. Yun & D. H. Kim
語源…コナラ属に生息する
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Kretzschmaria milleri
子座の形状がほぼ同一
子嚢胞子のサイズの範囲が重なる
本種と異なり孔口が微細な乳頭状~乳頭状ではなく粗い乳頭状~やや円錐形
本種より子嚢の先端リングのサイズが大きい
Kretzschmaria sandvicensis
子座の形状が類似している
孔口が微細な乳頭状~乳頭状
子嚢の先端リングのサイズの範囲が重なる
子嚢胞子の長さの範囲が僅かに重なる
β-チューブリン+ITS+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種より子嚢胞子の幅がずっと狭い
β-チューブリン+ITS+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(配列類似度はβチューブリン:95.6%、ITS:91.3%、RPB2:97.7%)