(仮訳)アルゼンチン北部およびパラグアイにおいて外来ユーカリ属植物を宿主としたLaccaria fraterna (Cooke & Mass.: Sacc.) Pegler, 1965
Campi, M. et al., 2017. Laccaria fraterna (Cooke & Mass.: Sacc.) Pegler, 1965 (Agaricales, Basidiomycota) associated with exotic Eucalyptus sp. in northern Argentina and Paraguay. Check List. Available at: https://checklist.pensoft.net/article/15006/download/pdf [Accessed July 29, 2017].
【R3-04251】2017/07/29投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

アルゼンチン北部のトゥクマン州およびパラグアイのコルディエラ県からLaccaria fraternaを報告した。
本種は外来のユーカリ属植物を宿主とし、アルゼンチン北部およびパラグアイにおける新産種として報告された。
本種は子実体が比較的小型でさび褐色、担子器が2胞子性で、担子胞子が球形~類球形で側シスチジアを欠くことなどで特徴づけられた。

(アルゼンチン北部、パラグアイ新産種)

Laccaria fraterna (Sacc.) Pegler
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Laccaria pumila
アメリカ大陸に分布する
子実体が比較的小型
子実体の色が類似している
担子器が2胞子性
系統的に近縁(先行研究)
本種と異なり極地および高山に分布が限られる
本種と異なりユーカリ属植物ではなく異なる植物を宿主とする
本種より担子胞子のサイズが大きい
Laccaria tortiis
アメリカ大陸に分布する
子実体が比較的小型
子実体の色が類似している
担子器が2胞子性
系統的に近縁(先行研究)
本種と異なり温帯に分布が限られる
本種と異なりユーカリ属植物ではなく異なる植物を宿主とする
本種より担子胞子のサイズが大きい
Laccaria ohiensis
形態的に類似している(同種とされることがある)
子実体がさび褐色
担子胞子が球形
担子胞子表面が刺状
本種と異なり担子器が2胞子性ではなく4胞子性
Laccaria proximella
南米に分布する
担子器が2胞子性のことがある
本種と異なりチリにおける分布が知られている
本種と異なり子実体が肉色~褐色
本種より傘の最大直径が小さい
本種と異なり担子器が2胞子性のみではなく4胞子性のことがある
本種と異なり担子胞子が球形~類球形ではなく顕著な扁桃形~楕円形