(仮訳)LactariusDeliciosi節の白色乳液を有する2番目の種、Lactarius splendens
Nuytinck, J. et al., 2017. Lactarius splendens, a second species with white latex in Lactarius section Deliciosi. Botany. Available at: https://www.nrcresearchpress.com/doi/10.1139/cjb-2017-0040#.XqBUj2j7SUk [Accessed April 23, 2020] 【R3-07252】2020/4/23投稿

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3行まとめ

カナダのニューファンドランド・ラブラドール州およびケベック州で採集された菌を検討し、稀産種のLactarius splendensと同定した。
タイプ標本を含む分子系統解析の結果から、本種がDeliciosi節に含まれることを確かめた。
本種はこの節で2番目となる白色の乳液を有する種となった。

(その他掲載種)

Lactarius splendens Hesler & A.H. Sm.
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Lactarius porninsis(カラマツチチタケ)
同じDeliciosi節に含まれる
同じカラマツ属植物を宿主とする
傘が橙色
肉に変色性を欠く
乳液が白色
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり北米東部ではなく中欧に分布する
本種と異なりミズゴケの湿地帯ではなく山地の森林に生息する
本種より子実体のサイズが大きい
本種より傘の平均サイズが大きい
本種と異なり傘表面の環紋が欠くかごく僅かなのではなく有する
Lactarius rubrilacteus
同じDeliciosi節に含まれる
北米に分布する
同じマツ科植物を宿主とする
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり北米東部ではなく北米西部に分布する
本種と異なりミズゴケの湿地帯ではなく山地の森林に生息する
本種と異なりカラマツ属ではなくモミ属、マツ属植物を宿主とする
本種より傘の平均サイズが大きい
本種と異なり傘が橙色ではなく帯黄褐色
本種と異なり傘表面の環紋が欠くかごく僅かなのではなく明瞭
本種と異なり肉に変色性を欠くのではなく緑変する
本種と異なり乳液が白色ではなく赤色