(仮訳)ブラジル、バイーア州産の新種Lactifluus batistae
Wartchow, F., Bezerra, JL. & Cavalcanti, MAQ., 2013. Lactifluus batistae (Russulaceae) a new species from Bahia, Brazil. Agrotrópica. Available at: http://www.researchgate.net/profile/Felipe_Wartchow/publication/276901213_Lactifluus_batistae_(RUSSULACEAE)_A_NEW_SPECIES_FROM_BAHIA_BRAZIL/links/555b260a08ae6fd2d8292eb0.pdf [Accessed September 2, 2015].
【R3-02158】2015/09/02投稿

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3行まとめ

ブラジル、バイーア州の大西洋岸森林で見出された菌を検討し、Lactifluus batistaeとして新種記載した。
本種は傘が藁黄色でビロード状、襞が帯黄色で非常に疎であることなどで特徴づけられた。
担子胞子は類球形~楕円形で独立した疣を有し、傘表皮は直立した円筒状紡錘形の細長い菌糸からなり、傘肉および襞実質に球状細胞を欠いていた。
Brazil, Bahia, mun. Ilhéus, Olivença, Fazenda Ferkau

(新種)

Lactifluus batistae Wartchow, J.L. Bezerra & M. Cavalc.
語源…菌学者のAugusto Chaves Batista博士に献名
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【よく似た種との区別】
Lactifluus caribaeus
同じLactifluus亜属Phlebonemi節に含まれる
担子胞子のサイズがやや類似している
担子胞子の形状がやや類似している
担子胞子の装飾が独立していることがある
実質に球状細胞を欠く
傘上表皮の要素がやや薄壁
本種と異なりブラジルではなくマルティニークなどに分布する
本種と異なり子実体が帯黄色ではなく類白色
本種と異なり傘に褐色の斑点を有する
本種と異なり肉に褐色の斑点を有する
本種と異なり傘上表皮が菌糸状の円筒形の要素ではなく紡錘状の要素からなる
Lactifluus nonpiscis
同じLactifluus亜属Phlebonemi節に含まれる
傘の色が淡い黄色系
本種と異なりブラジルではなくザンビア、ジンバブエに分布する
本種より襞の幅が狭い
本種より襞の間隔が狭い (?)
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子の疣が独立していない
本種と異なり傘表皮の要素が頭状
Lactifluus angustus
同じLactifluus亜属Phlebonemi節に含まれる
本種と異なりブラジルではなくコンゴ民主共和国に分布する
本種と異なり傘が淡い藁黄色ではなく鮮やかな黄褐橙色
本種と異なり襞の間隔が非常に疎ではなく密
本種と異なり肉が褐変する
Lactifluus phlebonemus
同じLactifluus亜属Phlebonemi節に含まれる
本種と異なり傘が淡い藁黄色ではなく褐色
本種と異なり傘表面に波打つ脈を有し強い皺状
本種と異なり襞の幅が狭い
本種と異なり襞の間隔が非常に疎ではなく密
本種と異なり傘表皮の菌糸が薄壁で柵状被をなす

(その他掲載種)

Lactifluus caribaeus (Pegler) Verbeken
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【よく似た種との区別】
Lactifluus batistae
同じLactifluus亜属Phlebonemi節に含まれる
担子胞子のサイズがやや類似している
担子胞子の形状がやや類似している
担子胞子の装飾が独立していることがある
実質に球状細胞を欠く
傘上表皮の要素がやや薄壁
本種と異なりマルティニークなどではなくブラジルに分布する
本種と異なり子実体が類白色ではなく帯黄色
本種と異なり傘に褐色の斑点を有さない
本種と異なり肉に褐色の斑点を有さない
本種と異なり傘上表皮が紡錘状の要素ではなく菌糸状の円筒形の要素からなる