(仮訳)コスタリカ産の新種、Laetiporus lobatus
Kout, J. et al., 2019. Laetiporus lobatus (Basidiomycota, Polyporales), a new fungal species from Costa Rica. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.408.3.5 [Accessed December 30, 2022] 【R3-10196】2022/12/30投稿

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3行まとめ

コスタリカの森林において褐色心腐れを起こした菌を検討し、Laetiporus lobatusとして新種記載した。
本種は子実体縁部が裂け、孔口と担子胞子が小型であることなどで特徴づけられた。
本種は分子系統解析でカリブ海地域産のL. caribensisに近縁であったが、傘の形状や担子胞子のサイズが異なっていた。
Costa Rica, Guanacaste Prov., Guanacaste Conservation Area, Pitilla Biological Station

(新種)

Laetiporus lobatus J. Vlasák, J. Kout & D.L. Lindner
語源…裂ける(傘縁部の形状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Laetiporus caribensis
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりコスタリカではなく南米、プエルトリコ、グアドループなどに分布する
本種と異なり子実体縁部が顕著に裂けるのではなくほぼ全縁
本種より孔口のサイズが大きい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Laetiporus gilbertsonii
コスタリカに分布する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり米国、南米における分布が知られている
本種より担子胞子のサイズが大きい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される