(仮訳)南アフリカにおいて在来植物Syzygium cordatumに生じたBotryosphaeria属のアナモルフの新種、Lasiodiplodia gonubiensis
Pavlic, D. et al., 2004. Lasiodiplodia gonubiensis sp. nov., a new Botryosphaeria anamorph from native Syzygium cordatum in South Africa. Studies in Mycology. Available at: https://www.fabinet.up.ac.za/publication/pdfs/657-2004_pavlic_slippers_coutinho_gryzenhout_wingfield_studies_mycol.pdf [Accessed January 14, 2021] 【R3-08050】2021/1/14投稿

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3行まとめ

南アフリカ、東ケープ州においてSyzygium cordatumからエンドファイトとして分離されたアナモルフ菌の一種を検討し、Lasiodiplodia gonubiensisとして新種記載した。
本種は培養下で分生子殻を形成し、コロニーが初め白色~煙灰色でのちに帯オリーブ灰色になり、35°Cで珊瑚赤色の色素を産生することなどで特徴づけられた。
本種は系統解析によりBotryosphaeria属菌であることが推測されたが、有性世代は見出されなかった。
Gonubie, Eastern Cape Province, South Africa

(新種)

Lasiodiplodia gonubiensis Pavlic, Slippers & M.J. Wingf.
語源…ゴヌビー産の
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【よく似た種との区別】
Botryosphaeria rhodina
分生子の色が類似している
分生子の形状が類似している
分生子表面に条線を有する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり南アフリカではなく赤道アメリカなどに分布する
本種と異なりフトモモ属植物ではなくカカオなどを宿主とする
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子の隔壁数が1ではなく成熟に伴い1-3になる
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される